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2017年4月19日 (水)

民を主 より 公を共に パラダイム(物語)シフトせよ

村山皓『政策システムの公共性と政策文化』有斐閣、2009年
・民主性に依拠するシステムより公共性に依拠する依拠するシステムの方が、公民関係においてより良い機能を果たしうるⅱ
・「治者と被治者が同一である」という民主性の物語は…公的領域でのシステムの発展をもたらした。社会の制度や文化の基盤となるそのような物語をここではパラダイムと呼んでいる。…民主性のパラダイムがその限界に達するなら、新たなパラダイムへの転換が起こるかもしれない。私は、公共性のパラダイムは、人々の消極的な「了解」を通じて、「公」を「共」にできていることでを担保することで、統合の秩序を形成する物語と捉えている。…民主政治システムの機能が、人々の指示や要求の入力から政策や決定の出力への変換であるのに対して、(公共政策システムの機能は)政策への人々の評価の入力から、政策や決定の出力への変換 ppⅱ—ⅲ

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