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2016年5月18日 (水)

「分かち合い」の経済学 / 「分かち合い」と「やさしさ」の倫理学、コモンズ

「分かち合い」の経済学 / 神野直彦著: 岩波書店 , 2010.
新自由主義による奪いあい
ではなく、連帯によるわかちあいによる幸福ビジョンを描くpⅰ-ⅴ
・G.ハーディン『コモンズの悲劇』(1968年)は、私的所有権が設定されないと共有地の資源が枯渇するので私的所有権による市場原理を正当化するものである。しかし、コモンズには両義性がある。人間の生命を支える自然を基盤とした共同社会:わかちあいがあれば、コモンズの悲劇は起きなかったという解釈もある。「コモンズの悲劇」とはわかちあいのコモンズが存在しないから起きた悲劇だという解釈も
ある。p18‐19
・新自由主義はわかちあいの経済や財政を小さくしようとするがゆえに、その社会崩壊混乱を無償労働(ボランタリーセクター)に求め、コミュニティの復権を説く。伝統的美徳の復活を唱導する。p22-23
・工業化社会は、存在欲求を犠牲にして所有欲求を求めた。脱工業化社会は存在欲求を追及できる社会である。
・今、必要なのは、競争原理ではなく、協力原理が必要だ。協力原理は、存在の必要性、共同責任、平等 の3要素からなる。

「分かち合い」と「やさしさ」の倫理学 藤田隆正、勁草書房、1993年
人間は食物をめぐる間分配で、政治的経済的関係性を築いたが、人間は、チンパンジーとは異なり、互恵的利他主義 を社会的に制度化した。

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