続沖縄講演事後訪問(那覇バス、琉球バス、ゆいレール)
25日、那覇バスをお伺いし、社長以下皆様と議論し、前向きに受け止めていただいた。
現状は、
▼那覇空港から南部戦跡ひめゆりの塔、摩文仁、玉泉洞に直通バスがない。ひめゆり塔から斎場御嶽(せいふぁうたき:世界遺産)に行くの2回乗り継ぎ、一日仕事。案内もないから、レンタカーになる。現状は、空港⇒モノレール赤嶺(表示もなく乗換)⇒糸満バスターミナルに行くと、摩文仁・玉泉洞行バスとすれ違う。糸満BTは名ばかりの操車場。ここで一時間待てというのか!市場に戻ると、綺麗とは言えないがディープな市場、魅力的。
▼伊原バス停近くに「第一外科壕」があるが、案内はない。観光化していない史跡、慰霊の場。もっと多くの人の知らせるべきだ。(2014/2/24記事)
▼米須民宿街の最寄「晴明病院前」は、平日8:06が始発、通勤に使えない。休日8:04の後は10:14。観光には使えない。糸満からバスを持ってくるのに、運転手の都合があるのだろうが、お客を乗せる気がない。こんな状態で、政策的補助をして良いのか?
▼路線図が道路に向けて貼ってあるって、路上に飛び出してみろってこと?
▼車中に路線図、料金表がない。
▼バス中央扉があるのに使わない。降りる人を待って乗る。時間の無駄。無賃乗車を恐れ、乗客を信用しない姿勢が、今や乗客から県民からバス信用されなくなっている。こんな姿勢で、税金投入があり得るのか。
▼なぜ事前にどこでいくら料金が変わるのかわからないのか。那覇市街に入る手前、糸満から490だった運賃が、突然560円になったときは、裏切られた思った。二度と乗るまいと
内閣府調査(沖縄タイムス2014/2/23)によれば、
公共交通を使わなかった(国内観光客)⇒よくわからない40%から
(海外観光客)⇒多言語非対応23%だから
条件がよければ公共交通利用(県民)⇒80%以上
現状の条件の悪さを自覚し、もっと、利用者目線で考え直してほしい。
⇒近く 那覇空港から、ひめゆり、玉泉洞に直接にバスが出るという。
であれば、空港到着口に
というような表示をし、観光地バス路線とモノレールを一体的に示して、統一券売機を到着口、または羽田、伊丹に置いて、多言語で提示するべきだ。伊丹、羽田にはバス時刻も掲示しておくべきだ。あるかどうかわからないチケットを先に買うばかはいないのと同様、到着口に時刻案内もなければ、券売機もないのに、「公共交通を使いましょ」というほうがおかしい。
そもそもクルマは面積をとる。大量の観光客を迎えるのに、大型飛行機が到着にあわせ一気にレンタカーでやったら、レンタカー待ちで空港内で大渋滞し、途上の国道でさらに渋滞し、二度と沖縄本島に観光客は来てくれないのではないか。
クルマに頼りすぎた沖縄では観光の魅力はない。
⇒近く、モノレール・バス共通ICカードになるという。共通一日券など、料金の共通化、ネットワークの連携を図るべきだ。
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