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2014年3月 4日 (火)

誰がエリアマネジメントを担うのか(まちみちコミ研 in 東京向島)

28日八王子市館ヶ丘団地、3月1日まちみちコミュニケーション研究室in向島 で、道路とまちのことを考えた。
 これまでは、増加する自動車交通に対処するために量を安全にさばく必要があり、活用や長期スパンの管理、協働の意識は充分ではなかった。
 今後は、道路空間の再配分も含め、暮らしの質を問うていかねばならない。
 一方で道路や橋梁隧道の総点検であり、長寿命化も喫緊課題で、その哲学が必要である。

 コミュニティの道路の扱い(オープンカフェ、自転車道、ゾーン30、一方通行化・歩行者道など)、地域観光、地域物流(時間制限、集中物流と台車運搬)のエリアマネジメントについては、地域に即した多様な工夫が求められ、公開プロポーザル入札が必要であろう。

 幹線ネットワークについては、総点検、長寿命化、自動車総量規制やバスレーンなど道路空間の再配分では、事業者の役割、国の役割と都道府県の役割、基礎自治体の役割をどうするか?すべてを、都道府県、基礎自治体に投げて良いものではない。地域ネットワーク、国土のネットワーク維持に関する哲学を、国は明確に持たねばならない。

誰がやっても同じ事業なら競争入札が妥当だが、地域を皆で支える、エリアマネジメントや点検や長寿命化には、専門家の役割、事業者の役割、住民の役割、行政の役割による、協働が求められる。

キックオフで、進士五十八先生から「道路が本で公園は末ではいけない」「道路は線じゃなくて、茶道の路地のように美の組み合わのなかで、後から道ができるのだ。(同様に、暮らしが大切で、それを支える道が後からできるのだ、直線の計画道路が先ではない)」「東京オリンピックの時に砂利トラが走り、公園が十分でなかったので子供がたくさん死んだ。それで児童公園が多くできた。この国は犠牲者が出ないと町が変わらないのか。それじゃいけない」とコメントをいただいた。目頭があつくなった。
 成熟した日本の国土ネットワークや地域エリアマネジメントは、犠牲がなくとも、心豊かで安全なものにしたいものである。その努力を、専門家とともに推進していきたい。
 向島の路地を多くの国交省、事業者の皆さんと歩いた。国交省の道路局を含む幹部が多数集まって、細街路を歩くこと自体が、時代の変化、政策の変化を予兆している。路地のなかで梅が美しかった。向島百花園の梅も見事であった。季節感を感じるのも豊かなコミュニティの要素だなあと感じた。Cimg7998 Cimg8029 右、鹿野@道路局もりくり対策官?、森栗、進士先生
Cimg8035 寄席文字の横断幕と百花園の梅

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