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2013年11月19日 (火)

高齢者の運動と移動・外出

内閣府『平成16年度高齢者の日常生活に関する意識調査結果』によれば、自分一人で利用できる外出手段をみると、
「自動車・バイク・スクーター」が48.8%
「バス・電車」47.2%
「家の近くの歩行(15分以内)」37.4%
「自転車(電動アシスト付き自転車を含む。)」35.0%
とあり、前回調査(平成11年)と比較すると、「自動車・バイク・スクーター」が10.2ポイント高く、前回の3番目から、今回は最も高い割合。が、60歳以上のデータ。
 内閣府『平成16年度高齢者の日常生活に関する意識調査』高齢者が一人で利用できる外出手段 を、授業で使おうと再度見てみたら、興味深いことに気付いた。
1 60歳代は自動車だが、70-74歳でバス・電車の比率が高くなる。ところが、80-84歳ではタクシーが自動車を上回る。さらには、85歳~では、自転車が自動車を上回っている。
 男の平均寿命は79.59年、女の平均寿命は86.44年の時代のピンピンコロリは、安心して使える自転車道とタクシーの公共的シェア、そしてバリアフリーな公共交通ではないか。
 どうしても自動車に頼る60歳台には、厚生労働省研究班の研究が、1日1万歩歩けば、1日あたり14円の医療費が削減されるというから、歩いてもらわねば困る。が、彼らは、歩かない。
 だったら、

(非外出と寝たきりの因果関係は証明が難しいが、軽度者の重度化要因調査研究報告書[NPO地域保健研究会,2005]によれば、非外出の16%が抑うつであり、視力弱体による外出控えも大きな要因といわれる。結果、寝たきりのうち、30%程度は、非外出が原因となっているものと思われる。(東京都老人総合研究所調査)[日本経済新聞2007/11/4]             
  高齢者の外出回数〈1回/日〉以上の人は、〈週1回〉以下の人に比べ、歩行障害のリスクが1/4 認知症になるリスクが1/3.5以下
      ↓
福祉輸送サービスだけでは、自由に外出できず寝たきり予防困難
      ↓
家族や行。政サービスのクルマ送迎だけでは、寝たきりを30%増やし、結果、認知症を促進する。

という、20年後を、示す方が理解できるのかもしれない。
 

 
 

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