« 鳴海邦碩「人間のための道路づくり」道路占有許可と道路使用許可、オープンカフェ、旭川買物公園 | トップページ | 橋梁点検、長寿命化に対する意見交換会で入札法、住民協働を話し合う »

2013年11月30日 (土)

富山まぐnet、まちなか研究室 たまり場

富山市は、グランドプラザという総ガラス張りの広場が、中心商店街総曲輪を活性化させている。(山下裕子『にぎわいの場 富山グランドプラザ: 稼働率100%の公共空間のつくり方』)
20131130412841  その少し離れた古いビルを改装して、まちなか研究室として学生に開放している。
学生が集まり、たまり、語り、演じ、企業市民と一緒になって学ぶ拠点である。
 総曲輪はブティック、呉服店などが多く、学生が寄り付きにくい中心商店街。学生にとっては、まちの中心ではなかった。
 この2年、まちづくり学生コンペティションなどの、学生による企業市民との協働の活性化事業もあって、多くの学生が集まっている。こんなに学生を遊び学びさせてくれる所は他にないので、密かに東京、京都、大阪、金沢、高岡の学生も集まり始めている。
 なぜ学生が集まるのか、ぶらっと行って観察してみた。
 行ってみて気づいたが、なぜか落ち着く。それは
①暖色系の蛍光灯、スポットライトがたくさんあたっている。
②ガラス窓が天上から床まであって、中で何をしているかが外から見通せる。中に居てもOPENなので安心できる。
③ワイファイフリーになっている。
④職員が常置し、インターン学生が出入りし、相互に飲み物・果物をすっと出す、おもてなしがある。当然、知らない者も、すぐに会話がはずむ。
⑤まぐnetで、デジタル情報が常にコアメンバーに伝わっている。
 最近まで、学生の行事があったようで、それまではたくさん集まっていたが、昨日は3人ほどがいただけ。明日の学生コンペ発表会の準備をしている。が、入るとすぐに訪問者にあいさつ、声かけがあり、サッとリンゴが出された。
 私が「冬に学生を募り、八尾で雪かきを仕様と考え、富山の学生にも呼びかけたい」と相談したところに、たまたま、学生まちづくりコンペの参加者で富山大学のボランティアサークルの代表学生が領収書を持参して来たので、趣旨を説明し、協力を求める。
 そうこうする間に、商工会議所青年部(?)の人が来て「あっ、先生、どうも」となる。(私は学生まちづくりコンペの審査員をさせてもらっている)
 「誰かいる?」と電話が入る。昨年の学生まちづくりコンペの参加者で、地元新聞社に勤務している先輩らしい。イルミネーションの写真を撮るので、学生に城址公園に来てくれとの呼び出しが入り、学生が出かける。撮影現場に学生と出かけて話を伺った。大学の後輩よりも、まちづくり研究室にたむろしている後輩のほうが声掛けやすいという。
 まぐnetとは、まちでグータラとも自嘲しているが、学校の枠を越えた学生が、ゆったりと(ぐーたらと)交流できる場は、まち本来の機能だったのではないか。
 いつのまにか、富山の中心市街地は、特定の商品だけを売り込む場になり、結果として若者を排除してしまった。大学は個別の専攻、研究室に分断され、大学だけでは自由な交流が展開しづらい。
 まちなか研究室は、まちなか本来の、学生が集まる、集まること自体が目的の場を、みごとに提供している。自由な発想も生まれない。
 すると「ここに来れば誰かがいる、自由な発想の学生が居る」と、今度は富山の企業人が注目しだした。さらには、周辺の商人も、コンペで学生が作った木の椅子や、まちと商人の写真ポスターなどが張り出され、ひろびろした窓ガラスのなかでの学生の生き生きした活動に、注目しつつある。20131130
 今後は、畳の場が欲しいし、バス回数券で750円の金沢の学生にもっと来てもらえる仕組みが必要だ。駅は総曲輪には近くないが、高速バスは、総曲輪に着く。
 まちづくり研究室は楽しみだ。

|
|

« 鳴海邦碩「人間のための道路づくり」道路占有許可と道路使用許可、オープンカフェ、旭川買物公園 | トップページ | 橋梁点検、長寿命化に対する意見交換会で入札法、住民協働を話し合う »

まちなか再生とツーリズム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 鳴海邦碩「人間のための道路づくり」道路占有許可と道路使用許可、オープンカフェ、旭川買物公園 | トップページ | 橋梁点検、長寿命化に対する意見交換会で入札法、住民協働を話し合う »