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2013年11月

2013年11月30日 (土)

富山まぐnet、まちなか研究室 たまり場

富山市は、グランドプラザという総ガラス張りの広場が、中心商店街総曲輪を活性化させている。(山下裕子『にぎわいの場 富山グランドプラザ: 稼働率100%の公共空間のつくり方』)
20131130412841  その少し離れた古いビルを改装して、まちなか研究室として学生に開放している。
学生が集まり、たまり、語り、演じ、企業市民と一緒になって学ぶ拠点である。
 総曲輪はブティック、呉服店などが多く、学生が寄り付きにくい中心商店街。学生にとっては、まちの中心ではなかった。
 この2年、まちづくり学生コンペティションなどの、学生による企業市民との協働の活性化事業もあって、多くの学生が集まっている。こんなに学生を遊び学びさせてくれる所は他にないので、密かに東京、京都、大阪、金沢、高岡の学生も集まり始めている。
 なぜ学生が集まるのか、ぶらっと行って観察してみた。
 行ってみて気づいたが、なぜか落ち着く。それは
①暖色系の蛍光灯、スポットライトがたくさんあたっている。
②ガラス窓が天上から床まであって、中で何をしているかが外から見通せる。中に居てもOPENなので安心できる。
③ワイファイフリーになっている。
④職員が常置し、インターン学生が出入りし、相互に飲み物・果物をすっと出す、おもてなしがある。当然、知らない者も、すぐに会話がはずむ。
⑤まぐnetで、デジタル情報が常にコアメンバーに伝わっている。
 最近まで、学生の行事があったようで、それまではたくさん集まっていたが、昨日は3人ほどがいただけ。明日の学生コンペ発表会の準備をしている。が、入るとすぐに訪問者にあいさつ、声かけがあり、サッとリンゴが出された。
 私が「冬に学生を募り、八尾で雪かきを仕様と考え、富山の学生にも呼びかけたい」と相談したところに、たまたま、学生まちづくりコンペの参加者で富山大学のボランティアサークルの代表学生が領収書を持参して来たので、趣旨を説明し、協力を求める。
 そうこうする間に、商工会議所青年部(?)の人が来て「あっ、先生、どうも」となる。(私は学生まちづくりコンペの審査員をさせてもらっている)
 「誰かいる?」と電話が入る。昨年の学生まちづくりコンペの参加者で、地元新聞社に勤務している先輩らしい。イルミネーションの写真を撮るので、学生に城址公園に来てくれとの呼び出しが入り、学生が出かける。撮影現場に学生と出かけて話を伺った。大学の後輩よりも、まちづくり研究室にたむろしている後輩のほうが声掛けやすいという。
 まぐnetとは、まちでグータラとも自嘲しているが、学校の枠を越えた学生が、ゆったりと(ぐーたらと)交流できる場は、まち本来の機能だったのではないか。
 いつのまにか、富山の中心市街地は、特定の商品だけを売り込む場になり、結果として若者を排除してしまった。大学は個別の専攻、研究室に分断され、大学だけでは自由な交流が展開しづらい。
 まちなか研究室は、まちなか本来の、学生が集まる、集まること自体が目的の場を、みごとに提供している。自由な発想も生まれない。
 すると「ここに来れば誰かがいる、自由な発想の学生が居る」と、今度は富山の企業人が注目しだした。さらには、周辺の商人も、コンペで学生が作った木の椅子や、まちと商人の写真ポスターなどが張り出され、ひろびろした窓ガラスのなかでの学生の生き生きした活動に、注目しつつある。20131130
 今後は、畳の場が欲しいし、バス回数券で750円の金沢の学生にもっと来てもらえる仕組みが必要だ。駅は総曲輪には近くないが、高速バスは、総曲輪に着く。
 まちづくり研究室は楽しみだ。

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2013年11月28日 (木)

鳴海邦碩「人間のための道路づくり」道路占有許可と道路使用許可、オープンカフェ、旭川買物公園

『都市問題』103(2012年、後藤安田記念東京都市研究所、58-67頁)の重要な指摘をメモする。10
 地方事務に対する枠づけ緩和として、道路法政令で決められている道路幅員を条例によって地域実情に合わせることができるようになった。
 また、国土交通省も「人間重視の道路創造研究会」2008-2009年、「道路活用ガイドライン」2005年を示している。     
 しかし、
 ■道路法の道路占有許可基準=公物管理⇒公益実現
 ■道路交通法の道路使用許可=公物警察⇒現状維持
は変わっていない。占有許可については、アメニティの特別許可要件から日常許可に変わりつつある。その先導が旭川買物公園(実際は道路)で、町の賑わいを作っている。
 日本の都市が、欧州の都市のようなアメニティが実現できず、過剰な通過自動車交通のさばきのみが課題となっているのは、道路の公物警察を、地方警察署長許可の差配如何に委ねている法制度に起因する。
 公物警察の優先により旭川買物公園がとん挫しかけたとき、商店街理事長が「士農工商」の議論で良いのか、若者の声を聞け と叫んだという。
 道路を含んだ町のアメニティが、いつまで士農工商、地方の警察署長の判断一つに振り回されるのか。抜本的に道路関連法を変えねばならない。
 道路には、通過機能と、コミュニティ交流機能がある。この融合が道路のマジックである(David Rudlin &Nicholas Falk,"Building the 21st Century Home:The Sustainable Urban Neighbourhood2,Architectural Press,1999)。なかでも椅子やテーブルを置いたカフェは魅力的な空間を創り、それは最良の安全の指標である(Roberta Brandes Gratz and Norman Mintz,"Cities Back from the Edge:New Life for Downtown",John Wiley &Sons,INC,1998)。
 鳴海先生は、道路を都市空間の一部と考え、都市魅力創造を提言している。
 その実現こそ、まちみちコミュニケーション研究室の本旨である。そのためには、現状の道路法による道路建設を残した上で、新たに脱設置者主義、維持管理主義、非通過交通主義、脱自動車中心主義の新たなまちみち基本法を制定し、そのもとに都市計画法、軌道法、とともに道路交通法を改正、関連法を整備しなければならない。
 すでに、2013年6月5日公布、道路法の一部を改正する法律には、協議会の設置が書き込まれている。ここを基礎に、協議会の実、先導事例を実践的に検討するのが、まちみちコミュニケーション研究室のミッションなのである。
 協議会は、住民が、士農工商に立ち向かう橋頭堡にせねばならない。各地で革命を興してから、実態に応じて基本法を整備すれば良い。
 その意味でも、鳴海先生のご指摘は、意を得たものであった。

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2013年11月26日 (火)

広場と談合・芸能

チェント・リコルソ チェントロ・ストリコ 陣内秀信
で紹介した広場について、井上ひさし『イーハドーボの劇列車』に以下の表現がある。

賢治に扮した農民 ひろばがあればなあ、どこの村にもひろばがあればなあ。村の人々が祭りをしたり、談合をぶったり、神楽や鹿踊をたのしんだり、とにかく村の中心になるひろばがあればどんなにいいかもしれやしない。

談合と芸能ができる広場の幸福……巷説のダンゴウとは違う、テレビのゲイノウニュースとは違う、深い暮らしの言葉が、広場で求められている。

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2013年11月23日 (土)

社会包摂と大阪10大名物

恐る恐る、自分に危険が降りかかるかもしれない話をする。

 昨年、大阪で、「4年以内に世界的名物となる10大名物を創る」って言ってたのは、どうなったのだろうか。
1)2015年道頓堀400周年に合わせて道頓堀浮函幕式2kmプールを造り「2km世界遊泳大会」を開催すると共に、有料遊泳場に供して收入を得る
2)2015年頃に「大阪都発都記念大博覧会」を開催、そのシンボルに大阪城公園と天満公園を結ぶ大歩道橋を造る
3)御堂筋デザインストリート化。御堂筋全体を美術デザインストリートとし、路面店舗の価値を高める
4)大阪府下(大阪市内または堺市)に10,000㎥の映像(ヘクタール・ビジョン)を造る(CMなどの上映と入場料で維持費を図る)
5)近鉄阿倍野タワーに「驚愕展望台」の設置をお願いする(例えば、メルボルン・タワー)
6)JR大阪駅大屋根の下に「空中カフェ」を再開する
7)北ヤード第2期工事に高層マンションと空中緑地(屋上の桜の山)を実現する(経済性と名物緑地を併用)
8)北ヤード第1期の「ナリッジ・キャピトル」を世界的名物になるように改善する(ビル全体に付加価値がつくような「儲かるアイデア」が必要である)
9)咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターを造る
10)関空と舞洲を一体開発、「国際特区」にする
 総合計画の下にそれぞれ専門チームを設けて府市各部局の協力体制を整え、採算性と経済効果を検討、「儲かるプロジェクト」として統合する。

私は、最初、寝言と蔑笑していたが、平田オリザ『新しい広場をつくる』73頁には、これが万博の成功体験にすがる大阪病、「亡霊」と指摘されている。確かに、
1980年代 企業本社が大阪を離れ
1990年花と緑の博覧会は事故博だった
2001年大阪オリンピック招致、第1回投票で6票しかとれず、世界の笑いものに
2007年サミットの誘致に失敗
2011年大阪維新の会候補の知事選、市長選W勝利
2012年大阪10大名物
2012年自由競争に「残ったものだけが文化だ」だとして、文楽補助金カットを打ち出した
 という流れである。

顧問の堺屋氏は、「維新には、改革と庶民性がある。改革する気が無く、庶民と離れたところで机上論をしてきたのが既成政党だ」という。「公明党は、少し庶民には近いが、改革派ではない」という。
 本当だろうか。確かに、維新の既成を潰す力は、少数与党の中で妥協的であった平松前市政よりも期待できるように思えた。べっとりこびりついた垢を洗い流すには維新は役割を果しそうだった。問題は多くても、ここまできたら府市統合はできたほうが良い。しかし、平田いうところの文楽を含めて、社会包摂(演劇だけではないように思うが)を潰して、その挙句が、この10大名物はないやろう! 無策にもほどがある。
 あれはどないなったんや。

 耳障りの良い、ポピュリズムで破壊していくことを、庶民的改革的だというのは、詭弁ではないか。
 そもそも、破壊は、コミュニティ政策など、やりやすいところに集中している。一方で、経済政策や都市計画など、改革せねばならない、問題を先送りしてはいけない部分には、十分な手が入っているとは言いがたい。水道事業統合もできていないではないか。そして、破壊しやすい庶民の暮らしの部分の破壊の向こうに、どのようなものを構築するのかは、まだ示されていない。
 地方分権を掲げる組長には、社会包摂のあり方についても、関心を持っていただき、多様な人々が相互に包摂しあう構築像を示していただきたい。
 文楽も、もっとコミュニティと相互包摂すべし、そういう意味では、職業芸術家は一度亡びねばならぬ(「つまらない」)といわれたのだと、善意に理解できなくもない。

  職業芸術家は一度亡びねばならぬ
 誰人もみな芸術家たる感受をなせ
 個性の優れる方面に於いて各々止むなき表現をなせ
 然もめいめいそのときどきの芸術家である(宮澤賢治『農民芸術概論綱要』)

ところ同じの大学。世界のトップ10を目指しているという。どこか、大阪10大名物と重なる。
 トップ10を目指すのも大切だけれど、多様な研究や、多様な学生が、連携する包摂する場、大学院共通教育や副専攻を充実せねば、学生、教員、大学は、本質的には元気になれないのではないか。

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2013年11月22日 (金)

家族にモビリティを依存している人は、日中一人。独居の人は関節系サプリメント摂取

安東直紀「生活実態と交通状況に関する調査から見える高齢者の健康意識~京都府与謝野町」から
 家族に送迎してもらっている人の71%は、日中は一人
 独居者の多くは、同居者がいる人より、関節系サプリの摂取が4.4倍である。(サプリ摂取の1/3は関節系)
 そして、
  日常生活の満足度(5点法) 近所の挨拶     4.73
                    近隣との人間関係 3.55
                    与謝野町での生活 3.38
                    医療体制       3.32
                    交通網         2.12
みんな、交通手段がないから、一人で家の中に籠って、関節系サプリを一生懸命摂取しているんや!
こんなんで、えーんやろか?      
                    

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2013年11月21日 (木)

何が歩きを誘引するか?

何が歩きを誘う【井上茂「まちづくり製悪への医学的領域からの期待」から】
 日常生活では、       オッズ
  混合土地利用、アクセス 2.11
  住居密度          2.09
  混合土地利用、多様性  1.69
   道路の連続性       1.43
  景観             1.28
  歩道・自転車道      1.26
 散歩・ウォーキングでは、
  景観             2.22
  交通安全          1.48
  歩道・自転車道      1・47
では、景観が滅茶苦茶で、店舗・銀行・医院・役所が住宅地とは異なるバイパス沿い商業地にあり、低密度で、歩道もないような交通安全でない町って、一日中、家に籠れってこと。
 これって、今の日本の都市の普通ではないか…

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2013年11月19日 (火)

高齢者の運動と移動・外出

内閣府『平成16年度高齢者の日常生活に関する意識調査結果』によれば、自分一人で利用できる外出手段をみると、
「自動車・バイク・スクーター」が48.8%
「バス・電車」47.2%
「家の近くの歩行(15分以内)」37.4%
「自転車(電動アシスト付き自転車を含む。)」35.0%
とあり、前回調査(平成11年)と比較すると、「自動車・バイク・スクーター」が10.2ポイント高く、前回の3番目から、今回は最も高い割合。が、60歳以上のデータ。
 内閣府『平成16年度高齢者の日常生活に関する意識調査』高齢者が一人で利用できる外出手段 を、授業で使おうと再度見てみたら、興味深いことに気付いた。
1 60歳代は自動車だが、70-74歳でバス・電車の比率が高くなる。ところが、80-84歳ではタクシーが自動車を上回る。さらには、85歳~では、自転車が自動車を上回っている。
 男の平均寿命は79.59年、女の平均寿命は86.44年の時代のピンピンコロリは、安心して使える自転車道とタクシーの公共的シェア、そしてバリアフリーな公共交通ではないか。
 どうしても自動車に頼る60歳台には、厚生労働省研究班の研究が、1日1万歩歩けば、1日あたり14円の医療費が削減されるというから、歩いてもらわねば困る。が、彼らは、歩かない。
 だったら、

(非外出と寝たきりの因果関係は証明が難しいが、軽度者の重度化要因調査研究報告書[NPO地域保健研究会,2005]によれば、非外出の16%が抑うつであり、視力弱体による外出控えも大きな要因といわれる。結果、寝たきりのうち、30%程度は、非外出が原因となっているものと思われる。(東京都老人総合研究所調査)[日本経済新聞2007/11/4]             
  高齢者の外出回数〈1回/日〉以上の人は、〈週1回〉以下の人に比べ、歩行障害のリスクが1/4 認知症になるリスクが1/3.5以下
      ↓
福祉輸送サービスだけでは、自由に外出できず寝たきり予防困難
      ↓
家族や行。政サービスのクルマ送迎だけでは、寝たきりを30%増やし、結果、認知症を促進する。

という、20年後を、示す方が理解できるのかもしれない。
 

 
 

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2013年11月15日 (金)

道路維持管理に関する課題

笹子トンネル事故、老朽化橋梁問題など、道路維持管理に関する課題は緊急である。
 にもかかわらず、現場は、高齢化による、ガードレール接触など小規模事故対処と、アベノミクスによる整備対処など、人員削減のなかで厳しい対応を迫られている。将来の危機に目を向ける余裕などなく、疲弊しているという。
 こうしたなか、現場の橋梁や隋道、のり面に関する小規模維持管理に適した、非破壊検査などの道具、技術も十分ではないと聞いた。また、打音検査などアナログ点検技術も、その職人技術が十分に伝承継承されていないという。さらには、土木管理発注の技官の技量ある人も不足がち、継承されていない。
 そこで、こうした道路維持管理に関する技能者のリストアップヒアリング、その継承研修ができないかと、国交省道路局の紹介を得て、A地方整備局道路部長、B国道事務所長と意見交換した。
 部長、所長には真摯に受け止めていただき、その必要性で意見が一致した。とくに
■橋梁問題にしぼったほうがよい
■対象は、国道事務所のみならず、下請け業者にも有能な方が多く、橋梁建設協会との連携が重要。
■管理発注事務の技能も検討対象に入れるほうが良い。
 とはいえ、ヒアリングする前に、素人の私自身が、有能者から橋梁管理技能のポイントと現状、橋梁管理発注の基本を、ご教授いただく必要がある。まったくの素人なのだから。
 そこで、関心のある土木専攻を中心とした大学院生とともに、大学でご指導をいただく機会を設けていただくことになった。整備局既存の出前講座の枠組みですすめようとなった。そのご教授の上で、課題を検討し、今後の展開を考えたいと思う。

それにしても、何の知識もないまま、土木技能の現状調査をしたいと、地整道路部長に出向き申し入れたことに、部長の面前で、急に恥ずかしくなってしまった。とともに、私の突飛な申し入れの善意の部分、意図の大切さを理解し、懐深く受け止めていただいた、部長、所長に対し、感謝の念でいっぱいになった。
 心より感謝。
 日本のインフラ維持のために、文学博士ができることもある。がんばるぞ。
 

 
 
 
 
 

 

 
 
 

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2013年11月10日 (日)

高齢化率は問題か?出生率こそ大切ではないのか!

60歳代の82%が自らを高齢者とは思わない。国連は60歳から、高齢者と定義する。アンケートによれば、身体の自由が効きにくくなる、およそ70才くらいから高齢者と考えている。道路交通法は70歳以上を高齢者としている。
 だったら、75歳以上を高齢者と定義すれば、高齢化率は11.5%となる。何の問題もない。
 年金支給が65歳からだとしても、現在、年金支給を含めた月額収入が48万円以内なら、年金減額されない。みんな、地域で、しっかりコミュニティサービスの社会起業すれば、問題なし。無償のボランティアでも良い。
 高齢化で大変だといっている狼少年は、年金破綻と、医療費高騰に悩む、厚労省と財務省のみ。大変なんは最初からわかっている。手を打ってこなかった、厚労省と財務省、それを許した政治の無策ではないか。
 こうなった以上は、 65-75才を(経験知識を活かし、少ない報酬でも、年金があるからなんとか働ける「元気高齢者」)働き世代と呼び、75才以上を高齢者と定義する。
 つまり、
未成年
現役世代
働き世代
高齢者(75-85歳で元気で、社会に貢献できる人を元気高齢者と定義)
 もし、高齢化が問題だとしたたら、
元気で、年金もあって安定しているのに、社会に働きかける、社会に貢献する、社会起業する、リスクを背負う、気概ある65-75才が、少ないことではないか。立ち上がれ、団塊世代。うつむいて、グチグチ評論しとる暇ないやろ。目覚めよ、ジジイ!
 とはいえ、
現状の全国の高齢化率(h22)は、
第1位 秋田県  29.6%
第2位 島根県  29.1%
第3位 高知県  28.8%
第4位 山口県  28.0%
第5位 山形県  27.5%
第6位 和歌山県27.3%
第7位 岩手県  27.2%
第8位 徳島県  27.0%
  :
第44位 東京都 20.4%
第45位 愛知県 20.3%
第46位 神奈川県20.2%
第47位 沖縄県 17.4%
 そもそも現状の高齢化率のみをみて、大変だ、地域崩壊だといえるのか? 山本リンダが、あと3年後、あの美貌で(現状の定義では)高齢者に突入する時代に、吉永小百合が高齢者に数えられる時代に、65歳高齢化率がホンマに問題なのか?
 むしろ、地域維持を考えれば後期高齢化率が課題ではないか。
第1位 島根県 16.6%
第2位 秋田県 16.1%
第3位 高知県 15.6%
第4位 山形県 15.4%
  :
第43位 千葉県 9.0%
第44位 愛知県 8.9%
第45位 神奈川県8.8%
第46位 沖縄県 8.6%
第47位 埼玉県 8.2%
 確かに、島根、秋田、高知、山形は大変だが、
【?1】雇用の少ない沖縄が、なぜ高齢化率・後期高齢化率の低いのか。
【?2】すでに高齢化が完了した、島根、秋田、高知は、安心して高齢化社会の地域社会モデルを作ることができている。不安なのは、山口、和歌山ではないか。

  むしろ、出産率の低下が問題。 そこで、今度は、合計特殊出生率(h23)を探ってみると
第一位 沖縄県 1.86
第二位 宮崎県1.68
第三位 鹿児島県1.64
第四位 熊本県 1.62
第五位 島根県1.61
      佐賀県1.61
第七位 長崎県1.60
第八位 鳥取県1.58
第九位 福井県1.56
第九位 香川県1.56
 出生率は、女性の生み働きやすさともいえるが、将来への希望、安心コミュニティの証左ともいえる。出生率の上がらない都会こそが問題である。

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2013年11月 7日 (木)

まちみちコミュニケーション研究室open!

この度、まちみちコミュニケーション研究室開設、1ヶ月となり、サイトを仮オープンしました。
土曜日には、キックオフ、独演会を行います。
http://machimichi.com/
まちは、人々の多様な思いの総体。
みちは、多様な思いを全身に行きわたる血管。
まち・みちのコミュニケーションは、大切だけど難しい課題。住民の役所依存上意下達、他人任せ無責任…。参画協働どころか参加も進まず、 動員による参列もしばしば。高齢者リーダーは担い手不足に悩み、女性たちの発意、活動を受け止める場がない。
新しいコミュニケーションの場と地域マネジメントシステムが求められている。人が移動する存在である限り、徒歩道、自転車道、鉄道やバス道、駅前広場、駐車場・駐輪場も含めたみちは、まちの大切な循環器であって道具ではない。いくら都市計画(臓器移植、手術)しても、いくら市民活動支援(マッサージ)しても、コミュニケーション(免疫抗体、自律神経)豊かなまちでなければ、まちみちは成立しない。
我々が、提案しようとするのは空中都市Machu Picchuマチュピチュのsophy(鳥の眼の思想)ではなく、地に着いた まちみち(lore物語)である。これは、民俗学かもしれない。


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2013年11月 4日 (月)

津門川沿い遊歩道花壇で、協働とイヌバカが競争

20131104 津門川沿いの用水路を暗渠にして、遊歩道ができ、構築物を嫌がる市役所をまち協が説得して、花壇を作った。ただ、まち協は高齢者が多く、いう事は立派だが、動きにつながりにくい。仕方なく、私が真夏中、9つの花壇に毎朝、水をやってきた。出張中は、毎日、雨雲の動きが気になって仕方ない。
ところが、秋になる頃、奇妙な動きが出てきた。
 マンションの近くとか、自分の家の前とか、気づいた人が、どうも水をやっている気配。
 そのうち、「おはようございます」「ご苦労様」と、声をかけてくれる人が出てきた。サラリーマンは、意を決したように。老人は,退職者仲間と思って親しげに。
 ある日、突如として、雑草を引いてくれる人が現れた。さらには、私の知らない間に、花を植える人が現れた。
 それでも、犬が花壇に入って、花をなぎ倒すこともあった。何度もなぎ倒されたので、有刺鉄線を仕掛け、犬を二度と入れぬようにしてやろうとした。が、出張を終えて、花壇に水をやろうとしたら、有刺鉄線は全部、回収され、草花が植えられていた。
 無言で「ここでは有刺鉄線はいけない」と諭されたような。まあ、そうでしょうね。
こうなったら、犬のなぎ倒すのが早いか、私が犬の小便の後に水をかけ臭いを消して花を植えるのが早いか、競争だ。
 今日は雨が上がったあとの休日。犬を猫可愛がりし、犬にひきづられて、花壇に犬を引き入れても気づかぬイヌバカを、恫喝するため、川沿いに3回、計2時間、立っている。ブログを書きながら。
 遊歩道をバイクで通過しようとして、大声で注意され不満そうなお婆さん。
 「花壇に入るな」と恫喝され、逆に大声だと抗議し、結果、森栗にやり込められる叔母さん。
 注意されて、無言で遊歩道から立ち去り、様子を見て戻り、再度、森栗の姿を見て逃げる中年。
 森栗と、目を合わせただけで、犬を抱えて立ち去るミセス。
 そして、大声で注意する私を、ニコニコ眺めるお爺さん。曰く、「最近、声を荒げる人がいなくなった。良いですね」と。
 私の個人的まちへの思いが、葛藤しながら、徐々に拡がる。
これが、私発協働ではないだろうか。

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2013年11月 2日 (土)

事業提案の作り方

友人のコンサル社長と話した。
 この会社には、設計士と計画技術士とデザイナーがいる。彼の話を、私の思いに重ねると、
■設計士には、数値の裏側に情感を込めろ
●計画技術士には、ことばのエンジニアリングを考えろ
★デザイナーは、おしゃれ(=かわいげがある)であれ
と指導していると、勝手解釈で聞いた。なかなか、示唆深い。
 事業提案とその評価も、この3基準で考えれば良い。
 数字にもとづくルーチンワークの設計では、何の意味も持たない。何がしたいのか、どんな夢をいだいているのか、その情感がほの見えるような計測数値や設計であり、力のある言葉(他人が、場がどう動くかを想定できるような)の組立(エンジニアリング)を組み合わせるべきであり、それを、人間的魅力のある絵、個性的かつ丁寧な図に仕上げていくことが重要である。
 さて、本日、再生塾Bチームの最後のあがき。まだ、入り口にも立っていない。
 どないすんネン!

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