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2013年10月

2013年10月30日 (水)

道路空間再考~国土技術センター:道路空間委員会報告から~

石田東生さんのチャーミングな議論を中心に、私見も交えてメモする。
道=祭祀での道行儀式のspace
路=人や馬車が行く大きなstreet、及びそれに沿う町
軌=馬車の通る轍、都市計画上の特殊街路相当
径=哲学の道は、「思索の小径」と元は呼ばれていた。
衢=分かれ道、転じて分かれ道の多い狭小住宅細街路地区(ちまた)
途=生活道路。application
理(倫)=人倫の道
美知=(万葉仮名)
■1)自動車標準主義から多様性主義へ
 2)道路線・面から、道路空間(地下、上空、景観を含む)
 3)公的管理から共有活用化
▼その具体は
 stay=オープンカフェ、コミュニティ育成、賑わい空間、つどう・たまる場
 slow=ゆったり、ぶらぶら歩く
 fusion=あいまいな空間でshareわかちあいを育てる
 local= 地域文化、郷土価値に寄り添う(安物意匠にしない)
 collaboration=協働によるエリアマネージメント。その財源は?
 growing=成長を仕込む、想定する
◆課題は、どうやってそれを実現するかの事業論、政策論、ブレークスルーの展望がなかったこと
   とくに道路運営のPPPなどのオープン化、立体道路活用など
   とくに、活用、計画をほとんど想定していない、設置者別管理だけでネットワーク活用を書いていない道路法をどう変えるか?
      とはいえ、6月5日 道路法の一部を変える法律では、協議会が書き込まれている。
●道路を車道、歩道と区分けするのではなく、人の存在によって速度を低減し、生活空間を創りだすという、新田保次さんのshared spaceの考え方は、素晴らしい。
 ex.西宮北口商店街でいえば、流入するクルマが困るなら、商店街地域一帯を、「ゾーン30」に指定し、障害者が多い街路は、Handicap20の絵文字で障害者に配慮することを求め、園児や通塾の小学生の飛び出しの可能性のある街路では、Kitty20の絵文字で極端な低速を求め、飲食店の多い道では、Drunkard20の絵文字で20kmを求める。

どうでしょうか?
 
 
 

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2013年10月29日 (火)

旭山動物園体感記

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①動物に関心を持つ人を増やしたい、動物に関心を持つ人は地球環境問題を理解するというビジョンが明確
 ⇒だから、「近い」「迫力ある」「親切な案内」ができている
②案内人の数が多い。誇りを持って仕事をしているので、丁寧な案内。
 ⇒障害者も含め、多くの雇用を担っている。

これって、交通まちづくりと一緒ですね。
■ビジョンを明確にし
■誇りを持ってみんなでささえる
▼すると、多くの人の注目が集まり、さらにサービスが良くなる。

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2013年10月23日 (水)

利用者目線のない、怠慢JR北海道

生まれて初めて、乗り遅れ を経験した。
近年、問題の多い、JR北海道。噂通りの怠慢だった。
旭川駅到16:20着後、6分で乗り換えて、名寄に向かうが、車内アナウンスを聞き逃す。
ホームにおりても、どの番線かも書いていないので、あせって、6つのホームの表示を見る。
Image_4
ない、ない、名寄、稚内・・・・
えっ、3番線17:05快速名寄、16:26宗谷本線各停は、この快速に化けたのか?
いやいや、3番線にもう一度上がるが、違う。
もう一度、コンコースに降りて、今度は、ホームからおりてくる客がいないので、コンコースの中央ではなく、3・4番線エスカレータ真下で見ると、5・6番線エレベーターの影、奥に、7番線を、見つける。
7番線があったんや! あれかなと見ると、すでに、岩見沢行きに変わっていた。
実は、全ての電光表示が、左右、ホーム上がり口にあるのに、7番線だけ中央に一つのみ。
なんでや! 何でや? アホ、ボケ、不親切、乗せる気のないJR北海道、やる気のないJR北海道
エレベーターの影になって、見えなかった模様。
なんで、7番線だけ、表示が一つなんや!中央にあるんや?
影で見えないことを、想定しなかったのか! ボケ!
初めてのケースだそうで、私が唯一のトンマなだけなのか?
偉い、建築の先生の作品らしいが、何で、コンコースに、方面別、発車表示がないのか?

JR北海道は、旭川駅以北は、乗り換えさせる意図がないのか。まさか、実は乗り換えて宗谷本線に乗る客がいることを想定していないのでは?旭川駅以北は、乗ったらアカンのか?
まったく、不親切なのに、自分たちは、アナウンスした、間違いなく電光表示したの一点張り。私をクレーマー扱いする。まったく、国鉄か、ソ連の役人に話しているような
なんの、謝罪もない。
こんな、国鉄のような、時代錯誤のJRをみて、北海道の将来に、不安を覚えた。
これじゃ、アカンわネ!

二度と、JR北海道には、乗りたくない。意地でも、バスとレンタカーにする。
JRに乗る危険を冒すくらいなら、北海道には行きたくない。

ちなみに、金沢駅のコンコースには、以下のサービスがある。
乗り換え用、コンコースですよ!JR北海道が旭川駅で7番線の表示をわざと、みえ見えにくくしていた、私が露頭に迷ったホームの下のコンコースですよ。
JR北海道さん、どう思います?
ちっとは、JR西日本の耳の垢でも、煎じて飲みなさい。


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2013年10月22日 (火)

【授業:地域交通まちコミ20131021】くるくると法令・課題

21日授業資料
20131021くるくる法規.ppt
 欠席者は、これを見て、「コミュニティ交通の作り方」を読んで、辻助教まで空メール tsuji◎cscs.osaka-u.ac.jp まで(◎は@)
感想不要。次回28日、90分、大討論会。心の用意を!
 今回のポイントは、森栗2005~2013年の軌跡を、法規と政策動向に落としたことです。

■1938年 陸上交通事業調整法 により、交通事業者の地域独占が決定、今も有効
戦後の右肩上がりで、国は監督統制のみ
   ∴労務対策>(サービスor利便or整備)
高度経済成長期 大きな自治体は、地方公営企業法により、交通局で量的確保
ex.2all2_2 てな、無意味のバス停がなぜ、大都市部にあるのかっちゅうと、独占権保持。コミバスでもやろうものなら、バス停を使おうものなら、事業者は「重複路線だ!」と拒否する。自治体や大学・病院は、独占事業者の言い値で、その会社にお願いせねばならなくなる。 

結果
▼自治体は、交通事業者に「お願い」のみ
       または交通局に丸投げし
           ビジョンも計画も専門職もなし

▼交通事業者は、独占で儲かった時代があった。
 お上には面従腹背しておき、労務対策重視。乗客軽視。
 もう誰も乗らなくなっても、自治体も政府も、ひねり出すカネさえなくても、便利にするためのダイヤ改正や、バス停移動など、労組幹部が首を縦にふらない。労組幹部に鈴をつけれる交通事業経営者がいない。交通局労組委員長に、モノが言える組長がいない。選挙で、交通局労組に世話になっている。
 というケースも少なくなかった。

∴不便な公共交通のまま⇒皆、クルマに走った。そして、誰も乗らなくなった。
 そして、クルマに乗れない高齢者のみ、当惑する。巷には、閉塞感が蔓延した。
  かくて、橋下氏は大阪市交通局労組をターゲットにすることで、支持率を固めた。
 喧嘩上手、お見事。でも、その先が・・・・・・・・
今後の方向性 陸上交通事業調整法は廃止すべし。地域での協議、地域交通会議や道路の協議会など、総合的なパブリックインボルブメントの場を、法として担保し、そこにまかせるべきだ。

■1995年武蔵野市ムーバス開通
・細街路市街地を循環(すれ違いできない)
・100円バス(ワンコイン)にした(高齢者は手先が回らない)
・低床小型のかわいいデザインバス(日野ポンチョ)
         ⇒1995~2005年 全国、コミバスブーム←国交省補助
全国の自治体では
・過疎地の廃止バスの代替として
・隣の町がやったから、うちもウチもと組長、議員、有力者の声
・素人による、有力者地元を経由する、すべての公共施設を経由する、複雑怪奇路線、無意味な循環

∴結果、誰も乗らない大赤字コミバス が全国に林立
 ex.「乗ったら最後バス」と住民が呼んでいた阿知須町営バス、終点がお墓だった。
   国交省補助金(県は協調補助)が終われば、都道府県が後始末(単独補助)を背負わされる
 にっちもさっちも行かなくなった2005年

丁度のその2005年
 神戸の住吉台では、皆で議論してバスを走らせたら、補助金なしでも持続した(赤字にならなかった)。
一方 2004年、都市再生本部は、地域の交通は地域公共交通会議 で、皆で議論するよう提案した。
 実は、くるくるバスは、都市再生モデル事業として2004年2-3月に実証実験した。が、各地の都市再生モデル事業が、ことごとく成果をあげてない(とK首相が聞いて聞いて怒った)なか、日比谷公園での展示会で、くるくるバスが成功事例として注目され、「地域公共交通会議」発案のきっかけとなった。
結論 武蔵野市(人口密度全国第2位、1.3万人/㎢) の真似を、H市(人口密度780位、32人)がやってもダメでしょ

■高齢福祉パス(も同様)
 高齢化率(60歳以上)が3%だった1980年に
 財政の豊かな東京都が
 バラマキ福祉の美濃部都知事のもとで
 70歳以上を「シルバーパス」で無料化し
                    ⇒全国に拡がった。
∴高齢福祉無料パスは、高齢者のためだけではなく、
  その実、交通局赤字の裏補填。
      赤字バス路線を抱えるバス事業者を「廃止しないでね」と慰撫する手段
であるケースが少なくない。

ex.バスの損益20億円/年、累積赤字511億円 が大問題になっていたとき、高齢化率20%の大阪市が、高齢福祉予算として、高齢者パスで、87.3億/年(H19  )、支出している。これがないと、100億以上の赤字!
 高齢福祉パスで自由に移動が出来る分、孫子の代には財政破綻。これで良いのだろうか?
 問題は、「バスの赤字20億」以上に、「高齢福祉パス87億」にある。まさに、麻薬患者の身体ではなく、麻薬そのものに問題があり、大阪市から麻薬をとりあげることである。実は、橋下氏も、これについては歯切れが悪い。はっきり、廃止とはいわない。

※交通に関わって8年がたった。寄附講座も始まった。交通事業者や交通局に都合が悪くとも、自治体に嫌われようと、本当のことははっきり言おう。そして、正すべきものは正そう。
 異論のある方は、記名で異議を申し立てください。公開で、議論したい。
 異議がなければ、上記は大筋、お認めいただけたと理解し、次の法制度の整備に努力します。

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2013年10月19日 (土)

緒方洪庵「世のため 人のため 国のため 道のため」

Ogata_2 大阪大学の学祖ともいえる緒方洪庵は、「芙氏医戒之略(ふしいかいのりゃく)」に、医師の12戒を示している。これは、フーフェランド(C.W.Hufeland 、1764-1836)「Enchiridion Medicum」の訳本「医学必携」からまとめている。その抜粋
1.医の世に生活するは人の為のみ、おのれがためにあらず
⇒学問は、世のため、人のためにする。鉄道が好きだとか、名誉を得ようとか、金が欲しいとかはダメ。
3.其術を行ふに当ては病者を以て正鵠とすべし。
⇒学識をもって判断するのではなく、現場に学ぶことが大切
4.学術を研精するの外、尚言行に意を用いて病者に信任せられんことを求むべし。(略)詭誕の奇説を唱へて、聞達を求むるは大に恥るところなり。
⇒目立とうと奇説を唱えてはいけない。住民から信頼されることは、社会科学者の責務である。
7.不治の病者も仍其患苦を寛解し、其生命を保全せんことを求むるは、医の職務なり。棄てて省みざるは人道に反す。たとひ救ふこと能はざるも、之を慰するは仁術なり。
⇒困っている地域があれば捨て置けない
9.世間に対して衆人の好意を得んことを要すべし。学術卓絶すとも、言行厳格なりとも、斎民の信を得ざれば、其徳を施すによしなし。
⇒個別の地域だけではなく、世間から認められねばならない
 と、述べている。
 さらには、卒業生に「事に望んで賤丈夫(せんじょうぶ=心の卑しい卑劣なおとこ)となるなかれ」(梅渓昇著「緒方洪庵と適塾」)などの指針を贈っている。
 繰り返し語られたのは「世のため、人のため、国のため、道のため」である。
 緒方洪庵の署名な門下生の一人に、近代日本の「医療福祉の祖」「衛星事業の創立者」と讃えられる、長与専斎(ながよせんさい=1838~1902年)がいる。
「およそ達識遠見(たっしきえんけん)ある人の論説行為は、普通凡庸(ふつうぼんよう)の思想以上に超過するが故に世俗の容(い)るるあたわざるところとなり、意外のところに障害を蒙ること人間の常態にして、文明の世といえどもまた免(まぬか)るべからず」(「松本順自伝・長与専斎自伝」)
「畢竟(ひつきょう=つまるところ、結局) 事の成敗(せいはい)は忍耐勇往(にんたいゆうおう)の如何(いかん)に存するものと謂(い)うべし」(同)

ここでいう「道」とは、医道のことであるが、「子曰、朝聞レ道、夕死可矣」でもある。
 道路は、国の循環器であり、地域の暮らしの毛細血管である。その道路を皆で支えようという志(道路特定財源)を、私事に使った官僚は大いに反省せねばならないが、一方で、93兆円の財政で40兆円の医療福祉年金穴埋めに苦しむ財務が、これを一般財源化しようというのも、これまた賤丈夫である。
 そんなに自動車税があるなら負けてくれくれというのも、私利私欲愚民の言である。
離れですき焼きを食ってた連中は猛省せねばならない。かといって、俺にも食べさせろという財務にも道なし。
 道路財源という志は、道路に限定することなく、「道」に使うべきである。
 国土を維持する循環器、地域を維持する毛細血管である道路の持続維持管理、さらには、道路による地域の福祉・教育・災害時対応・地域活性化・車に頼りすぎないまちづくり(低炭素型)、さらには「道」を皆で支え合う話合い(協働のまちづくり)に使うのは、道理である。これらは、モノとしての道路と区別するため「みち」と表現する。
 私は、たとえ世俗に入れられずとも、現場の声に学び、住民に励まされ、忍耐勇往をもって、「世のため、人のため、国のため、道のため」働きたい。
 私の能力のはるかに及ばない名門大学や、優秀な学生・すばらしい仲間との出会い。温かいまなざし、寄付講座、といった天賦の機会は、人々の仏性によりもたらされたものである。誠実に役割を果たしたい。

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2013年10月17日 (木)

道路利活用協議会と道路維持管理組合の構想

まあ、構想にすぎませんが
1 緊急課題
 ① 耐用年数を越えた橋梁・隧道。ルーチンワークの道路工事ではダメ
    ex.笹子トンネル事件
     ⇒橋梁隧道改修技術者が不足。できる会社が不足  ex.富山市の公募の試み
      高度経済成長期に建設された橋梁等の劣化が頻発し、道路メンテナンス予算が膨れ上がることが懸念されている
       ⇒自治体土木建設部局では対応できなくなる、今もできていない
 ② 緊急時避難路の確保と閉鎖、緊急時渋滞等を防ぐ管理手法がない。(津波・震災、原発事故)
 ③ 狭隘危険通学路の安全確保ができない
    ex.亀岡市登校中児童ら交通事故死事件
       ⇒未だに一方通行、時間限定の通過交通排除さえ、合意できない状況(警察の全員同意主義=ことなかれ主義 では、消極的な策になる。法定協議会で、住民のだいたいの方向、合意形成が必要となる。全員同意と、合意形成は違う!)
2 一般課題
④ 国際公約低炭素化課題⇒モーダルシフト ex.EST(Environmentally Sustainable Transport by OECD)、電気自動車、パーソナルモビリティシェア
⑤ TDM(Transportation Demand Management)など、
 ・モード的には道路、公共交通、徒歩・自転車、も含めた総合的交通管理
 ・機能的には、低炭素化、地域活性化・集落維持、医療介護移動確保、通学路安全確保
⑥ 道路が必要な地方と公共交通で充分な都市圏との格差・温度差⇒地方を守るために道路財源は必要だ 論  ex.北海道集落維持
3 現状と対策
■道路維持管理事業組合では
①橋梁隧道等維持管理 日常リスクマネジメント(手法としてのアセットマネジメント)
原因=自治体のルーチンワーク、維持管理能力なし、
必要なのは:維持管理事業管理事業組織、道路維持管理技術者、道路維持管理作業会社
今後の制度化。大阪大学で育成基準を作り実践
②緊急時避難路と閉鎖ルール 非日常リスクマネジメント
現状 話し合う場がない
方法:ルールと訓練による理解
■地域まちみち協議会では
③通学路等生活道路の安全管理 パブリックインボルブメント(協働と参画のまちづくり)
 熟議による合意形成(警察の住民全員同意主義では、話はまとまらず、安全は確保できない)
 必要:まちみち管理士(ファシリテータ・コーディネータ・マネジャー)
④⑤EST,TDM、総合的交通まちづくり  バス・鉄道廃止と移動困難者、シャッター商店街、
大阪大学大学院(T大学等と連携)で育成

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2013年10月12日 (土)

なぜ鉄道が大切なのか、守れないときはどうすべきか、なぜBRTは市民の納得をえられないことがあるのか

地方鉄道の維持が難しい。
 維持経費が大変なら、鉄道でなくてもよさそうなものだが、なぜ鉄道でないといけないのか。D先生@京大、Mさん@京都府にお伺いした。
 鉄道は簡単に無くならない、変わらない。駅がある。バスは、すぐに走るが、すぐに消える。どこに停まるかわからない。だから、暮らしつづける安心のため、「地図に残る」鉄道が必要なのではないかと、ご教示を受けた。
 BRTは東北でも、鉄道再建を諦めたのかと、厳しい議論があった。なぜ、人々は鉄道にこだわるのか。BRTは専用線があっても、所詮、バス。暮らしの安心にはならない。
 これに対して、新交通、モノレール等は、都市計画上は自動車以外が利用する特殊街路として位置づけられ、運行は鉄道法の案内軌条式鉄道、または、軌道法の案内軌条式軌道として許可される。
 20131012 名古屋ガイドウェーバスは、バスだが専用高架を使い、駅があり、案内軌条式軌道であるから、運転手は、自動車運転大型第二種免許に加え、鉄道の動力車操縦者運転免許(無軌条電車運転免許)を取得し、運転する。
 結果、地図上は、名古屋ガイドウェーバスは、軌道として地図に描かれている。
201310121

つまり、BRTでは人々を納得させることは難しい。もし、どうしても鉄道廃線なら、連接のガイドウェーバスとして、駅を設けて運行すれば、費用も安く、地図に残し、人々の安心を得ることができる。可能なら、灰色のアスファルト・コンクリートではなく、緑や青など、軌道がわかりやすい道にしておくべきであろう。これなら、コストも低く押さえられる。
 かつ、必要なら一般道路に降りることもできる。

 

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2013年10月11日 (金)

未来トーク(エンパシー、エンゲージ、エンパワメント、シンパシー、コンピテンシー)

第2回未来トークがあった。
 第1回は、
感情、正義の課題、勇気、未来、想像の共同体、コミュニタス
という議論があった。

平沢安政(人間科学研究科)「未来共生の諸課題」が講じられた。
 そもそも、未来共生とは、
A+B→A   支配服従の論理ではなく
A+B→A+B 平行線、融合しない理解しないまま でもなく
A+B→C   AとBの対立、支配、まだら模様平行があれば、一気にC。
        ときには「星条旗よ永遠なれ」で終わるようなあり方
 でもなくて、
A+B→A’+B’+α のようなものではないか。
 では、どちらから変わるか?
被支配のBの異議申し立てからAが変わることから始まるが、Bも変わっていかねば。
 そのときの未来共生コンピテンシーとは
異質なものと出会ったとき
①openness   異質との遭遇を歓迎する
②accept    受け入れる
③appreciate 異質との葬儀委を自らに活かそうとする
④異質との共通性、異質性を構造的に理解する
⑤遭遇による葛藤を引き受ける=トラブルを推進のエネルギーにする
⑥異質な存在を排除しようとする状況を変革しようとする

あれっ? これって、私のやり方かな?(自画自賛)
そういや、ぼくはうまいこと行き過ぎ(未来がある)やもんね。
でも、結構、しんどいことを引き受けてきたナア…
 で、次に山下仁「社会言語学から見た未来共生学の課題」
では、人は相互にコミュニケーションできない、という。

そうや! 「理解」だと思うことは、誤解の始まりである。
「誤解かもしれない、理解できない」という前提に立つことが理解の始まりだと言ったのは、ルカーチだった。(大学生の時、井代彬先生[西洋史]から教えられた)
 ではどうするか。

まずは、engage引き受ける
次に question 論点整理をする
そして mark    視野に収める
であろう。

これって、協働のまちづくりの手法だし、ファシリテーション技術そのもの
この議論、論理以上に大切なのは、これをどこで実現するか、日常の暮らしを通じ、社会のなかで展開するかではないか。

こうした議論をもとに、アドミッションポリシー、カリキュラムポシリー、ディプロマポリシー考える前に、我々の生き方、共生の暮らし方が問われている。
 夫婦の共生、家族の共生、地域での共生。そもそも大学自体が共生的か?
そこが問われている。

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2013年10月 7日 (月)

研究室閉じこもりが息苦しく、自転車お遍路一周をした基礎工院生N君

昨12月、基礎工N君は、ちゃらいことは嫌だと、冬遍路を受けた。受講生1名。
夜行バスで窪川駅を6時に降り、約束の札所寺に行くと読経中。寒い冬の朝、待っていると、6時過ぎ、お勤めを終えた森栗、西川教授が現れ、「ゴメン、朝飯、ない」と歩き出す。
 寒いので一生懸命歩く。すると、両教授が足を患う。冬の朝、準備体操もせず一生懸命歩き出せば、痛めるのは当然。
 這う這うの体で、民宿久百々に入った。あのときの、老人二人の介護をしていたN君が、自転車でお遍路一周をしてきたと、報告に来た。
http://morikuri.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/3637-e6e8.html
 実は、就職も決まり、毎日、研究室で実験をしていると、理論的にはできるかもしれない計算、実際は大量の資金が必要だったり、長時間のトライアンドエラーが要ったり、をやっていると、何をやっているのかだんだんかわからなくなり、また、意味の見えない計算をやっているなかで、だんだん人格が歪んでいくのが見えてきた。
 こういうときは、海外放浪かお遍路だが、冬遍路の経験があったので、自転車で廻った。昼は、必ず大衆食堂に入り、いろんな人と交流した。多様な暮らしや、いろんな遍路をする凄い若者に出会った。
 お遍路は、歩いただけ進む、目標は札所という、単純だけど厳しい構造。そのなかで、徐々についていく体力、他人の人生観を聞く中で豊かになっていくコミュニケーション力、生きる実感を体感できた。
 という。

そうか!
お遍路は、やっぱり、大学院の授業なんだ。考え、悩む、専門家のための授業なのだ。
 地域交通まちコミの授業も同様。現場に学生を連れて行こうと思っている。現場に行ってきた人の話を聞こうと思う。
本日、社会人3名(他大学院生、交通事業者、国交省職員)、文学2名、外国語2名、人間科学1名、国際公共政策2名、理学1名、情報1名、工学7名
 まちづくり、コミュニケーションに関心のある、多様な学生が集まってくれて、感激。
 大学の中に閉じ籠っている先生には、どんな意味があるのか理解できないだろうが、学生はしっかりと、この授業の意味を理解している。ブログを、どんどん見ているようだ。
 次回からでも履修、許可。『コミュニティ交通のつくり方』を配布します。著者割1500円を用意のこと。なお、火曜、金曜は確実におりますので、11日以降、研究室にお越しいただいてもOK.。森栗研究室が不在の時は、412寄付講座研究室へ

 なお、9日 13:30- JR住吉 くるくるバス見学。18:30阪急中津駅 ラウンド大阪。 17日17;00- お遍路アプリ(国際公共政策研究科) 18日 妙見口駅9:51 妙見口ー黒川 道路整備現地視察
 関心のある方は、辻助教 <tsujih◎gmail.com>◎は@に変えて まで

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2013年10月 6日 (日)

【授業OP:連絡】

OP
10月9日13:30 JR住吉駅 日経新聞インタビュー:現地視察 くるくるバス+どんぐりバス+坂バス
10月17日17:05-18:00 於:国際公共政策研究科
  国交省政策分析官+一部大学院生 お遍路アプリ意見交換
10月18日9:15石橋駅 国交省政策分析官、能勢電鉄、国道事務所と妙見口駅 現地視察
11月25日 授業を休講して、希望者は三重中央開発エネルーギープラザ(国内最大廃棄物処理施設+ヒートコンテナ)見学、環境省委員会陪席
http://www.youtube.com/watch?v=UzchG8qeY70&list=UUu_mqBdG6vJkhhp0KftDdNQ?vq=hd720?rel=0

授業内容追加 南米環境都市クリチバなどのバス・ラピッドシステム等について、ゲストを迎えて議論

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2013年10月 4日 (金)

共通教育?そんなことして意味あるの?

「CSCDの大学院共通科目で、ワークショップやお遍路など「薄い」ものを履修せず、実験に集中して、一つのことを極めなさい」と、専攻の先生は指導する。
小説『大学かいたい新書』第23節「浪速大学工学部」
http://morikuri.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/23-84e7.html
 工学だけではない。医学でも、理学でも、いやいや文学でも同様だ。
 ところが、基礎工学のロボットで修士を取得した卒業生が、こんなことを言っている。
「研究室で指導教授の指導だけで一生懸命学んでも、100ある知識のなかで、80を85にするような努力結果にしかならない。しかし、CSCDでワークショップやお遍路、文学博士の講じる怪しい「交通まちコミュニケーション」の経験は、社会に出てみると、120にでも、130にでもなって役立っている。会社は成果主義で、今、10以上のプロジェクトをやって忙しい。CSCDで学んだことが役立っている」
 「そんな薄い授業を受けて意味があるの?よそ見をしている時間はないよ」と指導されている大学院学生諸君。
 本当にイノベーションできる研究や社会での役割を果たしたいなら、月曜2限、受講しなさい。
 2012/12/20 ワークショップと苅宿教育論
http://morikuri.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-734d.html
によれば、
 教育には、
①行動的学習観(刺激反応):できる ex.九九  獲得量を試験する
②認知主義的学習観(知識構成):わかる なぜそうなのか 獲得質を試験
③社会構成主義学習観(納得解):わかちあう 1990年代   経験した質を見る
 の3つがある。
九九を覚えて(①)入試を乗り越え大阪大学に入り、仮説検証の実験を繰り返して修論をまとめ(②)、大企業に就職すれば、本当に安泰なのか、やりがいは手に入るのか。
 激変する社会環境、職場環境のなかで、若者離職率が1/3、職場でのメンタルヘルスでの課題を抱える人が10~20%という状況、合併、追い出し部屋、盗聴…(これは某外大で受けた個人的恨みの小説コンテンツ)。お金がないから、お互いが首を括り合う時代状況……。だからこそ、学び合う、わかちあう、支え合う経験③が必要なのです。

交通工学の知識①だけでは、役立ちません。交通工学の実験②だけでは、会社や役所には入れますが、役割が担えるかどうか。
 生きがいある人生のため、明日の日本の未来を背負いたい者は、国交省道路局寄付講座の「地域交通まちコミ概論」を受講せよ。総務省集落維持、まけないコミュニティにもかかわりがあり、実験予定も多く、国交省から政策分析官が来ることもあります。招聘教授は国交省から来ている。
 この共通科目授業が意味ないと信じ、道路の構造設計の実験だけを研究室でしている学生がいるなら、滑稽だ。
 高速道路会社、鉄道会社、コンサルに就職、国家公務員受験の学生は、履修するのが当然でしょ。
 なお、お遍路授業は、国交省のお遍路アプリ作成プロジェクトにするので、来年のシラバス作成は道路局と相談した上で示します。

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2013年10月 3日 (木)

勇気と仲間

昨日、寄付講座「まちみちコミュニケーション研究室」が発足した。
招聘教授を国交省からと、関西一仕事のできる都市計画プランナーを迎え、以下のメンバーが揃った。
 K講師(臨床哲学、公共倫理)
 Tu助教(カージフ大学修士、英国交通政策)
 Ta助教(弁護士)
 O研究員(上海病院多言語コーディネータ)
こらから3年間、道路を中心とした総合的パブリックインボルブメント、協働のまちみちづくりを検討し、政策を作り、先導的実験をしたい。
 何という素晴らしい仲間に恵まれ、日本の未来を考える機会をいただける。ありがたい、一生懸命やりたい。

ところで、私のような無能な者がなぜこのような光栄に恵まれるのか、ふと考えた。
これといった能力があるわけではなく、英語はできない、統計処理の能力もない、文学素養もない。
 ただ、課題に対処したとき、少しだけ他人より、勇気があるかもしれないという指摘を受けた。確かに課題に切り込む勇気、事業を動かす勇気、ときに混乱を起こし、嫌悪・誤解を受けても、へこたれずやってきた。その小さな勇気はどこからくるのか。
 無人島に居る孤独人には、勇気と言う概念がない。勇気は、支えてくれる人に感謝するコミュニケーションのなかで、関わりの相互作用のなかで産れるものではないか。
 私のような無能な人間にお大師様がチャンスをなぜ与えてくれるのか、それは他人のなかの仏性を尊敬し、その仏性とともに考えてきたからかもしれない。

 誠に小さな男が開花期を迎えている。
人は60近くになると、山の降り方を考えねばならないというのに、この男は、まだ坂の上の雲をつかもうと、坂道を駆け上がろうとしている。
 小さいといえば、この男のできることは小さい、限られた地域のケーススタディである。しかし、各地の小さき努力、小さき誠実をして、この国のあり方を示していきたい。

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2013年10月 1日 (火)

寄付講座 まちみちコミュニケーション研究室本日OPEN

machimichi.com  近日公開

まちみち研究室プロジェクト
★1 みちまちマネジメント研究プロジェクト(大阪大学大学院副プログラム創出)
目的:まちとみちに関する、パブリックインボルブメント、参画協働に関する、企画運営評価を行う法定協議会の専門職を養成する副プログラムを作る。科目等履修(公開講座)は、認定証が発行される。専門職は、地域のまちみち協議会において、道路を基礎とする地域の多様な課題についてファシリテートすることが期待される。
構成員と分担:以下の担当教員及び、国交省道路局、日本みち研究所
[必修]まちづくりファシリテート(CSCD)2(森栗・K[CSCD])
[選択]モビリティマネジメント(工)    2(M[工]・辻[寄付部門])
医療環境論             2(I[医])
地域経済論             2(A[OSIP]・K[CSCD])
まちみち協働論(観光実践論の読み替え)2(K[CSCD])
まちみち法務実践          2(x[OSIP]、武知[寄付部門])
地域移動政策論(地域交通コミの読み替え)2(辻[寄付部門]・森栗[CSCD])
※すべて既存科目の読み替え

★2里山街道整備プロジェクト
目的:里山街道の妙見口(能勢電鉄)―黒川(妙見ケーブル)間の、徒歩移動、及び自転車移動の道路環境を改善するため、国道477号線の整備を、地元道路協議会を基礎に国道環境改善事業としてすすめる。
構成員:地域交通計画論受講生、森栗・樫本(CSCD)、三好・瀬本・辻・武知(寄付研究部門)、国交省道路局、能勢電鉄

★3 お遍路アプリ開発プロジェクト
目的:世界遺産登録をめざすお遍路、日本最大のコミュニケーションツール:お接待のお遍路を、クルマ、観光バスのみならず、ユニバーサルなインバウンド観光・個人旅行につなげるため、それを支援するアプリを学内ベンチャーとして開発し、運営する。
構成員:交流システム論受講生、森栗・西川(CSCD)、宮本(人科)、小笠原・瀬本(寄付研究部門)、国交省道路局、全国街道協議会事務局、日本みち研究所、ナビタイム、駅すぱーと
アプリの内容:googlemapで歩き遍路地図を書き込み、地名データのホルダーに英・中・韓語を入れ込み、英・中・韓語対応可能な宿泊施設、レストラン等を書き込む。また、医療事故・災害時の緊急相談先(各県国際交流協会)をリンクする。

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