永六輔 河井寛次郎 曲がれば旅の始まり 物買ってくる自分買ってくる 足考口思
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「遠くへ行きたい」を創った永六輔が、パーキンソン病と闘いながら、故郷・京都を車いすで歩いた番組を見た。瀬戸内寂聴に、自ら「パーキンソン病のキーパーソン」といって笑わせ、高石ともやと宵々山コンサート同窓会をし、作詞した「京都 大原 三千院 恋に疲れた女がひとり」の碑の前で歌を聞く。「知らない横町を曲がればそれはもう旅の始まり」と言って、曲がってみると行き止まりだったりして…。
何だか、私の研究歴のような???
その永六輔の原点は、民芸の河井寛次郎だという。五条坂の記念館の色紙が、示唆深い。
物買ってくる自分買ってくる⇒ほんまや、安物買いの暮らしを見つめなおそう。
おどろいている自分におどろしている自分⇒驚きは自己発見。発見のない一日は虚無。
手考足思⇒陶芸家らしい言葉。僕は、親から「ブラブラして、まともに学校に行かず、口から先に生まれてきたようなつまらない人間」と揶揄されたが、この言葉を聞いて思った。足考口思:昔、筑波大の故宮田登先生が、卒業生でもない私を「歩きながら考え書けるのは森栗君しかいない」といって、可愛がってくれたことを思い出した。多くの人の思いを受け止め、やりとりしながらの語り、コミュニケーションこそ、私の骨頂。口先で思いを巡らし、何が悪い!
宮田先生は、私の博士論文を抱えて2000年に亡くなった。博士審査は一からやり直しになって…。でも、宮田先生、やっと先生の言われた重要な意味がわかってきました。感謝。
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