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2013年8月21日 (水)

越中八尾の風

20130819 2013081916日から、学生院生7名と越中八尾に来ている。限界山村に白木峰の自然と食べ物、交流を求める農援隊が入り込んでいる現場や、蚕や紙など山の豊かさで暮らした八尾の町並みとその現状を、歩き、見、話し込んだ。日常の、エンジニアリング(組立)的な研究とは違い、偶発的な語り合い、感性を積み上げる手法、プレゼン作成に、学生はとまどいを持ち、「誰をターゲットにプレゼンをするのか」「客観性がないと自己満足にならないか」と、厳しい議論があり、私は冷や汗。
 そんな議論の隣から、胡弓の音が聞こえてきた。学生が八尾鏡町の名人、長谷川清二さんの練習を聞かせていただいたという。縁を開け放ち、「風」の団扇を二つ立て、縁から胡弓の音が聞こえてきたのだ。
 こんな偶発に心動かす。それをまとめ上げ伝える。そういう調査表現もあるのだ。エンジニアリングで動くまちづくりもあるが、景観調査の後の市民議論やフォローがなければ、八尾のまちの課題は固定化し、まちは苦しい。学生がまちや人の豊かさに学び、素直にまとめあげることも大切だ。学生は、戸惑いながら、今日も必死で、まちなかをウロウロする。
 この成果を伝えるにはどうすれば良いか?富山中心市街地での発表では、学生まちづくりコンペ(中心市街地の活性化活動)に参加している学生、その友人、県市の職員、青年会議所などまちづくりコンペに関わっている商店主などに、個々に参加を依頼してみようと思う。一方、越中八尾の現地では、学生が出会った、お世話になった人を中心に、学生がお願いして、集まっていただけるようにできると良い。
 今日から、町ごとに前夜祭、各町の練習も始まった。名人が囃子方の合わせをするなか、子どもたちがおわら盆踊りの練習をする。青年が指導する。20130820鏡町のおたや階段では、踊り指導とは違う青年が提灯の設営をしていた。でも、その青年の数が少ない。20130819_2 20130819_3
 少女たちは、十数人、別な広場で女踊りの手を皆で合わせている。張りつめた緊張感で、近づきがたい。小学館『月影ベイベ』のモデルは彼女たちではないか。Photo
 コミュニティの現場に立ち会い感動した学生の思いを、少しでも富山市民、八尾町民に伝えられるようにしたい。

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