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2013年8月 4日 (日)

未来共生トーク(感情、正義の課題、勇気、未来、想像の共同体、コミュニタス)

大阪大学リーディング大学院の未来共生部門の勉強会があった。星野俊也(国際公共政策研究科長)と、志水 宏吉 (未来戦略機構第五部門長)の話題提供で議論があった。興味深かったので、勝手に解釈してメモをとった。
 ドミニク・モイジ『「感情」の地政学』は、グローバル化の進展する現在の国際関係を「感情」という切り口で読み解こうとしている。ここで世界は3つの感情に大きく色分けしている。「希望」の世界…中国、インドなどのアジア新興国、「屈辱」の世界…アラブ/イスラム世界、「恐れ」の世界…ヨーロッパと米国。この三つの感情の衝突が国際問題だという。
 この感情は、正義によってささえられている。ところが、この正義は困ったものである。司馬遼太郎は、正義には、極端な殉教者と、極端な英雄しかないと断ずる。Aの正義とBの正義が、相互の邪義、B、Aを倒そうとする。ここには共生は困難である。しかし、同時に司馬遼太郎は、人間には二つの解決に向けた特性(=可能性)があると展望を示している。
  一つは、他者を考える であり、
  もう一つは、未来を考える という特性である。
 共生困難を乗り越えるには、勇気が必要であるが、勇気はどこから来るか。勇気は、希望への想像力(対未来への想像力、対他者への想像力)から生まれるという。しかも、その想像力は、トレーニング可能だという。
  我々は、アイデア・工程・評価などからなるイノベーションにおいて、他者や未来を視野に入れて、インクリメンタルな(漸次主義)なかでのプロセス重視⇒結果、アプロビエティブ(近接的)対処していかねばならない。
※星野先生は、国連におられたので英語が多い。が、一つ一つ必然性のあるカタカナ。なかなか、深い。
 続いて、志水先生から未来共生に至った過去と、多様な研究を分析、そして今後どう展開するのかの展望説明があった。きちっとした勉強量に恐れ入った。
 なかでも、
ナショナリズムや国家、そこにおける印刷の意味を明示した政治論、ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」を基礎に、どのような想像をするのか、未来共生の方向性を説かれた。そのなかで、コレクティブ=おそらくシャエ(わかちあう)ことの意味や、With you creativity などに言及されたのは、興味深かった。また、コミュニタス(祝祭)による共生も指摘された。後で、渥美公秀(人間科学研究科減災)先生と「まあ、コミュニタスをどう日常に活かす、制度化して定着させるかが課題やわね。でも、制度化しすぎると、失う物も多い。バランスですね」と、語り合った。
 で考えたのが、下の図。自分の思考整理用で、もし何らかのヒントになったら、引用明示くださいね。20130803

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