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2013年7月11日 (木)

延藤安弘、今和次郎賞受賞と名古屋町衆の信頼

1935年、陸軍軍医総監小泉親彦は、関東大震災の住宅再建をになっていた同潤会に調査部を設け、今和次郎に東北農村生活調査を依頼した。ここに、西山卯三が入る。戦後、西山は、営団住宅(同潤会改組)で、寝食分離の2DK、いわゆる公団住宅を展開した。この西山の後継と目された延藤安弘は、ユーコートなど共同居住のダイナミズムにひたりきり、京都大学には戻らなかった。全国を旅歩き、幻燈会を語り歩き、硬直化した町のコミュニケーションを耕してきた。今、名古屋長者町会所に居つき、持続まちづくりを展開している。その延藤が、ユーコート物語で、今和次郎賞を受賞した。見事ね縁である。その、お祝いに出席した。
 延藤が2枚の同時並行プレゼンテーションで語る町物語、幻燈会なら、「ぼくも」と、中村美津子「かわち男節カラオケ」と、「河内アンコウ(安弘)節」作詞を同時並行プレゼントして、その前で一節、かましてきた。が、実は一抹の不安があった。
 名古屋の人は、東京しか見てないんとちゃうか? 大阪は下品やと、バカにしているんではないか? しらけへんやろか、嫌悪をしめされないか?
 ところが、一節終わってみると、名古屋の中心、栄の問屋街、長者町の旦那衆から、驚くべき話を伺った。
 「いや、大阪はいいですね。東京の人は、決まったことでもどうなるかわからんが、大阪は、値が決まるまでは大変だけど、一度決まったら、絶対に嘘はつかない。大阪の人は信頼でき、長くつきあえる」
 えっー。近年、こんなに、大阪人がこんなに褒められたことを聞いたことがない。吉本、たこやき、タイガース(YTT)を代表化した、自嘲と侮蔑ばかりが、マスコミから流れ定番化しているのに、この高い評価に驚いた。
 東京一極集中の今、大阪は、名古屋と手を組まないかんと、密かに思った。ほんで、協働の町で、日本をひっくりかえしたろかと、密かに思った。熱い思いの名古屋と結びつきたい。
 名阪特急の価値は、結構、大きい。

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