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2013年5月28日 (火)

【授業:観光実践論】越中八尾おわら保存会演技指導部長講演

1_2 昨晩、豊中学舎にお招きして、おわら風の盆の歴史と名称由来、学期、おわら節、おわら踊り、継承教育活動、観光課題、鏡町男女混合踊り など、概要を学生10名、社会人2名、教員3名が伺った。
 歌舞伎・舞踊・三味線弾きなど芸能に関わる者なら(坂東三津五郎、高橋竹山など)、日本の道百選の諏訪町はじめ街並みに関心を持つ者なら、八尾に憧れない者はいない。日本芸能史に大きな位置を占める「ローカルのメジャー」八尾の演技指導・歴史研究の地元第一人者に講演いただいた。 以下は、森栗の感想。
【現状】町にはほとんど宿泊場所がない。少子化と中心市街地の空洞化に悩む5800人の町に、近年、風の盆に二十数万人が押し掛ける。坂の町は人であふれかえり、帰るに帰れないほどになる。警察が、事故を起こしたら来年は祭りを許可しないと言うが、住民は「祭りは我々の祭り。禁止なんかできるか。人が多いなら警察がしっかり制御しろ」と、言い切る。
【芸能評価】古来より繭、紙、薬草で栄えた八尾は、京都、江戸の一級の踊り、三味線の手ほどき、小杉放菴、花柳など文化人の指導を受け入れつつ、地場に張り付かせてきた。地場の歌を座敷芸、名跡芸に昇華させた民謡とは逆の動きであろう。
 授業として手を出した対象が、あまりにも大きすぎること、課題が深刻すぎることに、いまさらながら気づき、頭をかきかき、吐息。
 心配した学生に尋ねられ、「後悔している。今さら、逃げ出せないし。何ができるか不安だが、学生を信じるしかないやろ。でも、困った」と。

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