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2013年5月13日 (月)

【授業:地域交通コミ】アイデアの精査、計画

これまで、能勢電の出席を得て、課題解決のアイデアを出しをしてきた。どのアイデアを提出するのか、授業でどこまでするのか。授業後、どうするのか。その評価をどうするのかについて、本日、議論したい。

そのためには、
■ビジョン
■計画
■サービス ■マネージメント
■評価
を考えねばならない。
 いわゆるPDCAであるが、行政マンが呪文のように口に出す(失礼)PDCAとは異なる。
その特色は
①ビジョンを深めてみたい。
②Doを、サービス提供行為と、人員資材配置・資金配分(ファイナンシング、減価償却など)のマネージメントで、わけて考えた。交通事業でいえば、運行と運営の分離である。

赤字だらけの市バスを廃止して民営にするとき、必ず「市民の足を守れ」と反対運動が起きる。
傾斜地の高齢化した地域では、必ずバスを走らせろと運動が起きる。
たいていは、行政にお願いに行き、ダメなら政治家に圧力をかけて…。でも、最後はダメねとなる。無理に走らしても赤字が嵩んでいずれ廃止となる。

 市バスは、民間で運営できないから、公的サービスとして運行したのである、民ができるのだったら、または行政が運営するから赤字体質になるのだったら、民に任せれば良い。市バス廃止は、即、路線廃止ではない。サービス提供と、マネージメントの問題を混同して議論してはいけない。
 持続的に運営する方策を考えないバス路線要求は、マネージメントができていないから、続かない。行政も打出小槌を持っているわけではない。
 そもそもどんな町にしたいのか、ビジョンを持って主体的に考えねばならない。隣の町がやっているからとか、コンサルに任せっぱなしで良いわけがない。

これまで出たアイデアを、このビジョン・計画・サービス・マネージメントで深め、その評価を能勢電側に任せてみようと思っている。学生のアイデアを聞き、すぐにやれるものはやる。じっくりやるものはやる。ということを判断いただこうと、思っている。

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