« 【4/13修正履修案内】交通コミ勧誘、お遍路事後宿題・参考書追加! | トップページ | 阪大お遍路授業がNHKおはよう日本で放送されます »

2013年4月17日 (水)

大学解体という小説を書きたい(第0節)

 今、企業で、行政で、大学で、改革の名で組織の効率化やサービス強化・質の向上が求められている。しかし、ある地方自治体の職員課の話では、組織における心性病理を訴える人が20%を越えているという。しかも、改革や効率化、人員削減に伴う心性病理が次から次へと伝染し、かえって組織人材の機能低下をもたらしている。一人が心性病理になれば、負担が同じ部署にかかり、隣の人が病気になりかける。心性病理は企業で、行政で、大学で職場内感染する。
管理する側も効率化をあせり、追い出し部屋などの人権侵害、早期退職強要の役割を担わされて苦しむ。暴言やパワーハラスメントも増加し、自殺者も後をたたない。
 硬直した組織を改革することは、必要なことである。しかし、多くの犠牲が出るなかで、私たちは、犠牲者を単なる弱い者、不運な者と、見捨ててはいないだろうか。私たちは時代の変わり目で、もう一度、何のために働いているのか。みんなが支えあいながら、楽しく元気に役割を果たせる社会がどうしたら作れるのか、一人ひとりが活かせる組織をどうしたらつくれるのか、今一度、考える必要があるのではないか。
 働くとは、本来、はた(隣人)を楽(楽しく)にさせることである。隣人が楽しい、仲間が活き活きしている職場は、私も楽しく、仕事の効果も大きくなる。
 事業の効率化や機能強化。企業は組織、学校では、こうした「正しいこと」は、なかなかメンバーに伝わらない。その結果、多くの軋轢をはらみつつすすむ改革は、いつも、効果をあげられないでいる。中途半端で終わる、改革も多い。いっそ、「改革プログラムの改革をせよ」という、皮肉を言いたいほどである。むしろ、隣人が楽しく、はたが活き活きとしていると、それが職場に、どんどん広がっていく。結果として、実施効果が大きくなる。
  正しいことは伝わらない。楽しいことは、広がってしまう。
         (故森毅京都大学数学教授、晩年の言葉)

|

« 【4/13修正履修案内】交通コミ勧誘、お遍路事後宿題・参考書追加! | トップページ | 阪大お遍路授業がNHKおはよう日本で放送されます »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 【4/13修正履修案内】交通コミ勧誘、お遍路事後宿題・参考書追加! | トップページ | 阪大お遍路授業がNHKおはよう日本で放送されます »