石鎚上空から瀬戸内と太平洋をを見る
9日、新幹線から富士山が見えた。幸福感に包まれる。
10日朝、油を流したような燧灘から石鎚山を見ると、その上方(東)が輝いている。空や雲ではない。よく見ると、室戸岬の太平洋だと気付いた。
かつて、若き空海は石鎚山で修業し、太平洋と瀬戸内海を一眼にして、空と海が結ぶ宇宙を理解し、空海と号したのではなかろうか。2011/07/29ブログ
しばらくすると、鰯の鱗のように輝く伊予灘、肱川河口の長浜が、大洲が見える。その上、雲の中に拡がっているのは足摺岬。こうして、阿蘇くまもと空港に着く。
歩く巨人:民俗学者宮本常一に『私の日本地図』がある。プロペラ機に乗った感動から、耕地の様子から、開発の歴史を読み解いている。その最初が瀬戸内海だった。宮本は、大阪府立第二師範学校で国語を専攻するかたわら山際二郎先生に地理学を学んでいる。私も、その末、大阪教育大学で山際先生の名を聞いて育った端くれ。
中央が石鎚。左上が、室戸岬。 雲の間に足摺岬が輝く
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