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2013年2月12日 (火)

長湯温泉療養保健システム

 温泉は本来、中長期の湯治を基本とすべきだが、現状は
・諸費者側は、過去の農閑期湯治のような長期休暇をとれない
・事業者側は、短期旅行に温泉旅館が組み入れられ、豪華な一泊が普通であり、それにあわせて多品種夕食、豪華な大型ホテルなど高額の商品をそろえてきた。負債も従業員もあり、今更、経営方針を変えられない。温泉地として纏まって、療養型にするのは、個々の事業者の経営事情もあり難しい。しかし、少子高齢化で、宿泊単価と旅行者数は長期低落傾向にあ、国内売上高は最盛期の半分である。
 こうしたなか、世界一の炭酸泉を持つといわれる長湯のある大分県竹田市では、プチ湯治を始めた。
 久住、竹田、長湯の宿泊施設に3泊以上する場合、3泊以上のプチ湯治客に1泊につき500円、1立ち寄り湯に対して200円の補助、施設・食堂特典を 保健 として後日、銀行振り込み返金しようというものである。施設の中には、マッサージ、鍼灸院もある。温泉療法医院も紹介されている。
 各旅館、観光協会で申し込むと、療養パスポートが発行され登録される。宿泊、立ち寄り湯ごとにスタンプを押してもらい、宿泊領収書コピーを添えて後日、申し込むのである。
 結構、面倒で、湯治を名目にした割引制度ではないかと疑っていた。ところが、この制度ができて2年、リピーターや長期入湯が増えている観光協会はいう。
 結構面倒で、私の場合3泊2立ち寄り湯で1900円、面倒なので申請しなかった。入湯税を財源にしているため、3-4か月程度の期限がある。面倒である。事業者の方でも、利用者が少なく、取扱い方法を知らない旅館・立ち寄り湯も多い。飲食店の特典も5%以下で、参加していない店も多い。立ち寄り湯のなかには参加していないものもある。
 全施設一丸となってというものではない。ドイツ風デザインのラムネ館や、ドイツ風飲泉施設もあるが、実際は農村地帯で、畜産肥育農家が、牛の衛生清掃の為に温泉水を汲みに来ていた。無理にイメージを作るよりも、日本の農村ののどかな滞在型のほうが良いのかもしれない。
 観光協会としては、竹田温泉、久住温泉、長湯温泉、荻温泉を巡ってもらうことを狙っているが、クルマ以外は不可能。YOKARO竹田ー高千穂ー南阿蘇ー熊本空港ー熊本ー博多のシャトルバスも、熊本ー竹田ー大分のバスもある。竹田ー長湯ー久住を結ぶシャトル便を設けなければ、療養の意味を持たない。また、ニコニコレンタカー竹田駅前店のような、12時間2500円のレンタカー告知も重要ではないか。臼杵石仏までは、クルマだと1時間。公共交通だと一日がかりとなる。クルマしかない温泉場では、療養型とはいえまい。
 検討課題がまだ多いのではないか。行政主導ではなく、各地区の若手を集めて、議論する必要があるのではないか。

20130210

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