バス料金、自動車、自転車など移動消費指数と上限200円バス【20121126地域交通コミ特論】
総務省統計局平成17年基準消費者物価指数>品目別価格指数(全国)【昭和30年~平成16年】より
年月 バス代 自動車 ガソリン 自転車 食 料
リンク係数 0.998 0.987 1.180 0.900 0.984
昭30年前av 7.23 - - - 16.6
31 7.37 - - - 16.4
32 7.44 - - - 17.0
33 7.59 - - 61.2 16.8
34 7.81 - - 60.8 16.9
35 7.81 - - 60.9 17.6
36 7.81 - - 60.4 18.6
37 7.95 - - 62.0 20.2
38 8.75 - - 63.0 22.0
39 8.89 - - 64.1 22.8
40 9.76 - - 65.4 25.0
41 10.8 - - 67.6 25.9
42 11.4 - - 70.0 27.1
43 12.2 - 40.4 70.5 28.9
44 12.7 - 40.4 72.0 30.7
45 13.8 63.2 41.6 76.8 33.4
46 14.4 63.9 44.6 80.1 35.5
47 15.5 64.1 45.5 81.4 36.8
48 19.6 66.0 51.6 84.8 41.6
49 23.0 79.5 77.7 112.3 53.1
50 28.6 82.9 87.0 119.1 60.0
51 35.6 88.2 92.5 118.4 65.5
52 40.5 89.9 95.0 119.3 69.9
53 44.0 91.4 84.2 120.3 72.3
54 48.3 93.2 98.3 120.3 73.8
55 51.5 93.9 122.7 122.9 78.3
56 56.1 96.1 125.8 125.0 82.4
57 62.0 98.9 137.2 125.7 83.9
58 65.1 99.8 126.6 125.3 85.6
59 68.2 101.9 120.1 125.0 88.0
60 72.3 103.6 116.1 124.5 89.6
61 75.3 104.8 102.2 124.2 89.7
62 77.4 106.0 99.1 124.7 88.9
63 78.4 106.5 94.8 122.3 89.6
平成元年 81.6 101.8 97.7 121.7 91.5
2 84.3 100.7 102.8 122.8 95.2
3 85.5 101.6 104.6 128.7 99.8
4 88.8 101.0 101.6 131.8 100.4
5 90.4 101.3 101.9 125.5 101.4
6 93.4 101.2 99.0 126.8 102.3
7 95.0 100.3 93.1 124.1 101.0
8 95.9 99.6 87.3 123.2 100.9
9 97.9 101.1 85.5 123.3 102.7
10 99.8 101.5 77.9 121.5 104.2
11 100.2 101.4 78.2 117.8 103.6
12 100.2 101.3 84.7 111.1 101.6
13 100.2 100.7 85.6 108.6 101.0
14 100.1 100.1 82.7 106.7 100.2
15 100.1 99.9 84.8 102.9 100.0
16 100.1 99.5 90.2 100.9 100.9
これ1970年を1.00として指数をグラフにすると
(松本光右@受講生提供)
となり、バス料金は市場の失敗。赤字会社に税金投入でバス会社を支えてきたが、消費者からすれば、高いバス料金のまま。どうしても、それしか手がない人しか乗らず、空バスとなる。お金のあるときは(バブル)相対的に安い自動車車体を買い、デフレで生活が苦しくなると、値下がりしている自転車となる。
もう、意味のない赤字バス会社(赤字バス路線)支援はやめて、バス料金そのもにに、税金をつぎ込む必要がある。
これを地域で実現したのが、京丹後市上限200円バス。だから、200円バスは大ヒット。不可能と思われたことを勇気と知恵でやってみると、皆が200円ずつ出して乗ったので、赤字補てんの額が減ってしまった。バス料金に税金を投入すると、予算額そのものが減るのである。
税金で赤字バス会社を支え、高齢者ばかりに敬老パスを配る(都市部)今日のアホ制度は、財政破たんを招き、地域の活力をそぐ。
国費1000億以下で、全国のバス料金を少しはまともな料金にできるのではないか。
たとえば、新山口駅ー山口市役所はJRなら230円だが、バスなら600円弱。バスに乗るには、ローカル線短距離を次の列車がないので仕方なく特急にのるくらいの「勇気」が必要となる。これを、JRにあわせ230円にすれば良い。
都市近郊で言えば、豊中や北摂のバスで、210円、230円、250円は、消費者からみればバス料金による、バス会社の「嫌がらせ」以外の何物でもない。 若者だけでも全部100円にして、税金投入をすべきだ。
大都市京都。220円という、日本一高いバス。京都のタクシーは安くて親切なので、京都ではタクシー以外考えられない。だったら、バス・地下鉄・JR・阪急・阪神、市内全部まとめて一日500円にすれば、観光客にもわかりやすい。国費投入で、良いではないか。
やり方は地方の地域公共交通会議に任せ、料金における公共交通改革の国費投入をすべきだ。
でないと、全国のバスは都市部の電鉄系を除いて、全部、なくなってしまう。過疎地のみならず、大阪市では、交通局民営化で、交通空白区ができつつある。先人が長年かかって築き上げたインフラを、ミスミス放置する政治であってはいけない。
政府はこれを放置するのか!政府はこれを無駄と仕分けするのか!高速道路無料化5000億こそ、無駄だったのではないか。若者の活性化のため、地域の移動確保のため、地方に公共交通の自由財源を、わずか1000億、黙って投資できる政権であって欲しい。
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