人が歩ける距離、待てる時間
★ヨーロッパの非通勤時の都市で「普通に抵抗なく歩ける距離は、400m(pf.レーベマルク:ルント工大) 気温が‐5℃以下のときは、200m。風景が変わる楽しい道では600-500m。
毎時4650人/m(肩と肩がぶつかりあう)」の混雑の場合150m。この場合の歩行速度は、2.4km/時 となる。
★プーラドン 都市計画では、快適環境で300m、不快環境で100m
★運輸経済研究センター によれば、東京では300m
★東南アジアでは、200m。シンガポールでは徒歩可能距離を400mにしようと、木陰を作った。
高齢者が抵抗なく歩ける距離 100m
途中にベンチを置くと、さらに100m可能
フランス国立研究所のパリでの調査によれば、
電車・バスに乗っているときの時間=1としたとき
バス停や駅まで歩くときの時間 =1.75
乗換時 =2
待っているとき =3
フランス国鉄が1960年代、踏切の警報機を、列車通過の何秒前に鳴らすかを調査した。すなわち、無理なく待てる時間である。それは、40秒である。
沖縄の今帰仁城は84段階段(数階のビル程度)
but 3段、5段、7段ごとに踊り場
⇒疲れない
横断橋、高い高架駅、深い地下鉄駅は、踊り場が少ないから疲れる
理由…次の踊り場が見えないなかで登る苦しさ。目線1.6mの斜め下。
通常は、1.5mごとに踊り場が良い。
ジョン・クルーイン『歩行者の空間』 長い階段は10~15倍疲れる
フランスの調査によると、歩行者の20%は、日1万台、4車線の道路があると、横断歩道から20m離れても、横断歩道を渡ろうとしない。
信号機のある横断歩道では、道が狭いほど、歩行者に拒絶反応を起こさせ、信号機のないところで渡ろうとする危険を起こさせる。 【交通計画集成 2】
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