人が納得する瞬間:施策展開における人的資源の最大効率化
大阪市には、地域課題を議論する時、ファシリテーションなど話し合いの仕方、協働作業のやり方などを講演、ワークショップする講師派遣制度がある。ところが、改革でこの予算がそのまま区に行った。「区のことは区でする。中之島(市役所本庁)は口出しするな!」らしい。が、区長がこの講師派遣制度の予算を違うことにも使える。
こうなると、本庁職員は役割を見失い覇気がない? かたや、区役所は突然降って湧いた施策構築でてんやわんや。区長のリーダーシップが「思いつき暴走」する区もある。
しかし、この講師派遣制度で、9/6 記事「お前らの(ネットワーク型市民活動)の指図は受けん」という状況をワークショップやファシリテーショングラフィックスで議論の見える化をし、話し合って解決した。それが、10/10記事「明るいE区」として、政策化に結びついたことを、本庁職員に伝えた。
だから、区から講師派遣の要求があったら、単なる単発派遣の取次ではなく、どんな施策、どんなねらいのなかでの講師派遣かを問い返し、戦略を練り上げた講師派遣、これからの協働のまちづくりにつながる派遣にコーディネーションすることが、市民局の大切な役割だ!と、伝えた。
帰り際、どちらからともなく、職員と握手して別れた。人間にはわかりあえる一瞬がある。職員が納得し、その能力を最大化して、区を支援してくれることを期待している。
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