自動車の抑制(国家政策)日英比較
ロンドンでは、都心21km2に入るのに、平日7~18:30は1日5ポンドの 料金を課す。ここまでせねば混雑は緩和できない。実際、英国では、公共交通の料金が大幅安になったところで、都心の駐車料金が高くなっても、クルマを手放さないという。流石にガソリンの値段が2倍になると、半数以上の人が考え直す。
これに対して日本では、大多数の人が、公共交通の料金を安くし本数を増やし、都心駐車料金を2倍にし、ガソリン値段が2倍になれば半数以上の人がクルマをあきらめる。何よりも所要時間が2倍になればほとんどの人がクルマをあきらめるといっている。
渋滞こそ、自動車抑制の最大効果。だから、バスだけが走るバスレーンをどうどうと作り、渋滞を作らねばならないのだ。
なのに、渋滞の苦情を恐れ、政策視点を持たない官僚が、バス専用レーンを怖がり、やってますポーズのバス優先レーンでごまかそうとしている。
渋滞を恐れる「ドライバー衆愚迎合政策」の連続が、かえってバスを遅くし、クルマ依存を引き起こし、結果、渋滞をおこさせている。
もっともよい住対策は、片側二車線でも、バスレーンをどうどうと作り、苦情には論拠を示して抗戦することだ。
しっかりしろ、警察!
ちっとは、このブログでも読んで、勉強せよ。
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