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2012年10月16日 (火)

河内長野市には何の問題もないのか?

再生塾アドバンスコースで、河内長野市の交通とまちづくりを勉強している。
 国道沿いに店が乱立し、大きな家が緑の丘の団地にあり、大きなクルマが複数停まっている。中心市街地の商店街は衰退しているが、近隣には大きなショッピングセンターや病院があり困らない。大阪に出るにも無料の高規格国道を使えば簡単に出れる。 通勤者が減り、退職高齢者が多くなってきたが、クルマさへあれば何の問題もなく楽しく暮らせる。市役所も国道沿いにあって便利そうだ。そこで、統計数値的にどうか見てみた。Img_0001_2
 大阪府北部(吹田市など)人口の社会増に対して、南部の社会減という南北問題があるものの、千早赤坂村の社会減率1.38%という危機よりは問題なく、富田林市の0.76%よりも、0.59%と低い。大阪府下(42自治体)で第39位の人口減だが、第41位の富田林より問題が小さい。河内長野が、持ち家率78.7%であるから人口社会減にならない。その実、賃貸物件空家率は25.4%と高い。高齢化率も25.0%と高い。
 つまり出るに出れないとはいえ、出るつもりもない高齢者が、クルマ依存で得心して暮らしているハッピーな町なのだ。
 が、今後はどうか。人口ピラミッドを見た。Img 千早赤坂村は、現状でも現役層が少なく、60台が支えている。2020年には70台が最大となり、医療介護の負担で財政が破綻することが予想される。2020年の富田林と河内長野を比較すると、流出がなかった分、河内長野は70台が残り、千早赤阪村型となっている。
 これを、医療介護の公的支出が増加する75歳以上後期高齢者に限定して点検すると、
  Img_0002

2005

2010

2015

2020

2025

2030

2035

河内長野市

9549

12264

15339

19368

23186

24268

23641

富田林市

8770

11519

14569

17788

21160

22104

21839

おそらく、千早赤坂村が2020年に苦しくなるとすれば、河内長野は2025-30年破たん、富田林は現在流出した分、2025年をしのぎきり、2035年には危機をまぬがれるかもしれない。
 現在47歳以下の市役所職員は、退職手当があるかどうか、現在62歳以下の市民は後期高齢者以後安心して暮らせるかどうか、夕張に訊いておいたほうが良いかもしれない。
 あと13年後である。

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