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2012年8月10日 (金)

中心市街地活性化の方向性

大阪市の有能な某職員には、役所が指定管理した施設において、嘱託で働く娘がいる。自分は、業務外でボランティア活動をしながら、その活動や経験を仕事にも活かしているが、子供の世代を見ると、もう少し子供たちの安心した暮らしが担保できないものかと、悩んでいるように見受ける。
 実は、私の息子も、芝居だオーディションだと、ろくでもないことになったが、好きだから仕方ない。しかし、東京に出て3年、それなりに役割を果たし、それなりに自活している。母の死もあって、西宮に戻らせ久しぶりに一緒に暮らしてみると、なかなか一人前に成長している。
 ぼくらの世代のこれまでの40年と同じものを、人口減の世代に与えることは難しい。とはいえ、人口減だ、長期不景気だと、老人鬱のように嘆いてばかりでは、どうしようもない。
 雇用の安定しないアートやアニメの若者、任期付きの女性研究者、嘱託のスポーツコーチ、方向性に迷う原子核物理研究者・・・、こうした真面目で有能な女性若者に、最低限の移食住、移職住を担保し、居住促進することが、地域活性化の肝ではないかと思っている。
 地方都市では、過疎地の空き家等の居住促進、食糧自給と特産品開発・福祉技能教育、それに都心まで100円で出れる公共交通、軽トラなどのカーシェア・・・移食住を担保して、好きなだけ芝居やアートに励んでもらう。そんなイベントを中心市街地で毎週のように展開する。可能なら結婚も子育てもしてもらう。
 そんな楽しい地方都市には有能な若者が集まり、中心市街地が活性化し、都市価値が向上し、必ず新産業が立地するだろう。
 大都市でも、空き地や公有地での自給農業を展開し、かつ空き地・公有地活用の再生可能エネルギーによる隣接発電を促進し、福祉技能教育とともに職開発をすすめることが重要である。大都市では、とくにワーキングママの子育て支援、女性雇用が大きな意味を持つ。っ社会実験としてのおおきなアートイベントも大切だ。大都市の活力は、女性と若者定住にしかない。

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