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2012年8月28日 (火)

新幹線開業後の国県市連携の富山空港活用策

富山空港は、河川敷を利用したコンパクトな空港。誘導路を設ける幅がなく滑走路を誘導せねばならない、橋梁があって2000mを越えられないなど課題はあるが、県中央にあり、県庁から15分と、地方空港としては使い勝手が良い。1500台の無料駐車場もある。立体化すれば3000台は可能。
 新幹線開業後、東京便が廃止されると、空港としての機能と効率が疑われ、国際線も維持できない。その対処を今から考えておく必要がある。
■LCC航空路線の誘致開発 富山ー神戸(スカイマーク)、富山ー中部(フジドリーム)
 理由…金沢で新幹線が寸断されるので、関西・中部との結びつきが切れるから。
 ただし、東海中部北陸道で近いので、中部は難しいかもしれない。    
■空港のP&Rターミナル化と駅ー都心ーIC-空港のBRT化(高規格快速バス:一部専用線)
 理由…コンパクトシティ・環境未来都市を視野に、都心までクルマで乗りつけず、ここでBRTに乗り換えるライフスタイルの導入。南から3000台入らねば、城址公園通の通行量が減る。その分をバス専用線にする。
■結果として、国際線、国際チャーター線の確保ができる

国・警察は、城址公園通のバス専用線のために荷捌帯・バス優先信号などの整備を行い、市の「お団子と串」の都市計画を熟知している県は、空港をP&R(パーキングアンドライド)の大きな団子(ターミナル)として整備し、市は北のライトレールに匹敵する流線デザインの連接バスを整備する。
 韓国sejong市のBRTSejong_city_brt 、幕張都心のBRTMakuhari1135 を比較すると、富山は前者のデザインではないか。

国県市の連携のとれた交通政策が期待される。

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