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2012年7月21日 (土)

赤坂憲雄講演を聞き「3・11から何を学ぶか」

人口減に発災し、2万が亡くなった大災害、国は阪神の時のようには復旧できない。もとには戻らない。被災した水田は中世の潟に戻るだろう。しかし、東北は、勝てないけれど負けない粘り強い努力をする必要があるという。これは縮小・撤退・人口減社会の日本のモデルだ。その覚悟が必要だ。
 専門家ではなく、普通の人による、弱者(老人、とくに未来を担う子ども)に目配りし、隅を照らすような努力を、複雑化する多元社会のなかで「おりあい」をつけつつ「地域リ・デザイン」するしか手はない。希望は、ここにある。
  バスに言い換えると、
縮小社会でバス事業に勝ち目などない。国などどこまで期待できるか疑問だ。が、負けない努力は必要だ。強いクルマだけの社会で良いわけがない。社会のインフラとして、弱者(子ども、高齢者、障碍者)を支えることが重要だ。弱者が弱者を食い物にする一部の高速ツアーバスのような業態は、いずれ破たんする。関越道事故はそのきっかけである。
 負けない努力のために、事業者相互、事業者と地域社会・行政との協力し合い、法律とおりあいをつけつつ、真に必要な移動インフラとしてリ・デザインをするしかない。高速バスは、都市間インフラの主要であり、貸切バスは地域内臨機応変大量輸送のインフラなのである。余力がある上昇期でないときに規制緩和した国に不満をいっていてもはじまらない。自らの業を、地域に位置づける「負けない努力」が必要ではないか。
  各地のコミュニティ交通づくりに言い換えると、
永遠にカネが儲かる地域などあり得るのか、そもそもカネを儲け続ける必要があるのか。
カネではちょぼちょぼで勝てないけれど、人儲けをし、信頼儲けをする、出生率日本一の沖縄に学ぶ地域を各地作る必要がある。専門家でなくふつうの人の手で実現する必要がある。地域生活の基本、移動を皆でつくるという作業は、人が行き来し、あいさつしあい、語り合う活性化の切り札づくりなのだ。多元的地域の多様な意見、立場に耳を澄まし、おりあいをつけつつ地域の人の動き、モビリティのリ・デザインをする必要がある。

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