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2012年7月13日 (金)

東京-大阪2500円ツアーバスと「バスの未来を考える会」

関越道ツアーバス事故もあり、週間朝日7月6日号31頁、東京-大阪、2500円、激安ツアーバスの中身が掲示されている。

収入 単価 人員 総計
会費 2500 45×2 225000
支出 往復
車両 45000 2 90000
高速 31150 2 62300
軽油 130/ℓ 340ℓ 44200
運転手日当 8000 2 16000
運転手休憩 4500 1 4500
運転手昼食 800 2 1600
運転手夕食 1500 1 1500
配車経費     0
駐車料金     0
エージェント収入     4900
      225000

 中身を検討すると??? 車両費45000円×2日は意味不明。1台4000万円、3%金利で5年リースにすると77万円/月、7年で50万円/月。日額6838円/日がプロの見立て。
 高速料金は31150円(ETC割)とあるが、大阪駅から新御堂を北上する吹田IC~葛西片道は30,300円、ETC割16050円。小学生でも???
 軽油360ℓとあるが、大阪駅ーTDL518.4km往復に360ℓを使えば2.88km/ℓの燃費となる。通常バスは、高速で5km/ℓ以上、一般路線で4km/ℓであり、考えられない。燃費5km/ℓで計算しなおすと207.36ℓ。
 そもそも45人満席で、エージェントが4900円しか儲けてないというこの計算書そのものが信じられない。これらを補正すると、

収入 単価 人員 総計
会費 2500 45×2 225000
支出 往復
車両 6838 2 13676
高速 16050 2 32100
軽油 130/ℓ 207.36ℓ 25957
運転手日当 8000 2 16000
運転手休憩 4500 1 4500
運転手昼食 800 2 1600
運転手夕食 1500 1 1500
運行管理者経費 0   0
配車経費     0
駐車料金     0
エージェント収入     129667
      225000

となる。
 ハハーン!読めた。週刊誌の表は、エージェントが「エージェントは儲けてませんよ」表を鵜呑みにした旅行評論家提供資料を掲載したようだ。が、実情にてらして再計算すれば、エージェントは129667円、総収入の57.6%の丸儲けである。45人定員のうち26人空席なら-130000円で赤字の計算。平均乗車率80%ならそこそこ儲け、運転手ボロボロ、運行管理者なし、整備も?という状況と理解するのが常識。事故がおきないわけがない。「同じマーケット(路線上)」で、30%以上の価格差が生じる場合は、単なる効率化ではなく、間違いなく何かを犠牲にしているはずと考えるのが、経営上の常識である。
 バス車両費は、大手でもツアーバス下請けでも5%程度しか変わらない。
 燃料代(軽油)も大手販売会社(宇佐美、出光等)の寡占状態で、大きな価格差は生じない。
 整備管理費の差は自社整備ができるか否か。
 きちっと運行管理者を置き、労務管理を行い、責任を持った車両で、責任ある乗り場を確保し、安全と乗り場を公正に表示し、適正な価格で正統に競争すべきである。

「徹底議論バスの未来を利用者と一緒に関西で考える」
                                    ~関越道事故を受けて~

7月25日(水)13:30~ 阪大中之島センター(個人参加可)
申込(株式会社自動車新聞社)担当楠田
FAX;050-3737-6662  info@j-np.com
・コーディネータ 森栗茂一(大阪大学CSCD)
・平山幸司(WILLER EXPRESS株式会社 執行役員)  
・野田年洋(神姫バス株式会社計画課兼高速バス戦略課) 
・谷口守弘(明星自動車株式会社 代表取締役社長)
・関西のバス会社の実務担当者(調整中)
・若者利用者(調整中)

 
 
 

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