合意形成の秘訣は愛である
コミュニティにおける多様は、本当に相互理解が可能なのか。
某地区で、皆が合意形成をめざし議論しても、最後まで反対する人がいる。それでも、その人の意見を含みこんで合意をとろうとするが、論理も意味もなく反対する。
そこで考えた。
コミュニティは論理ではなく、ラブとバトルで展開するのではないか。
バトルや権力・暴力はそれ自体、快感である(ジャイアン現象)。多くの人がどう思おうが議論しようが、反対することに快感を感じる、反対に生き甲斐を持つ人を、納得させることは難しい。ましてや説得はできない。
コミュニティにおけるラブとは何か? この反対権力の快感に固執する人を動かすには、愛による共感しかないかもしれない。長い長い話し合いは、愛による共感のためにあるのである。
コミュニティでの話し合いの場における多様な立場、意見の重ね合わせは、今、ここの現場の空気のなかで展開される。日常の福祉に副う、即興で展開する生存のアルス、その間とでも呼びようのないエネルギーの流れ。そのなかで、当意即妙のコミュニケーション、きっちり聴く、即座に反応する、じっくりと愛をもって議論するしかない。
コミュニティ合意の秘訣・・・。反対する人を愛せよ。生活の場で、限りなく愛せよ。異論に耳を傾けよ。同意はしないが・・・。
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