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2012年5月11日 (金)

【講演】河原町と都市民俗学

兵庫県高等学校教育研究会社会(地理歴史・公民)部会 講演
「河原町の都市民俗学」
神戸市立博物館地下講堂
5月15日:午後1時30分より午後3時
一般参加は可能かどうかわかりませんが、余席があるか問い合わせください。
事務局問い合わせ:star58maple25[アットマーク]yahoo.co.jp

結論
 
河原の町は、町の無頼(マイノリティや職人)による自治によって支えられた。農民からみれば無頼はごろごろいる「ごろつき」であった。都市は水害や火災、災害や疫病に弱い。だからこそ、多様な人々が皆で支えあわねばならぬと「公腹」(おおやけばら=公共心)を保持してきた。江戸の火消しが職人姿で、江戸の町の自治を推進してきたのはその具体である。川で交易し、川で交流した日本の都市千年の歴史を見るとき、川に背を向け、川を暗渠にし、川を埋め立てた20 世紀の都市計画は、見直されねばならない。サラリーマンだけの都市、均質な居住都市はコミュニティではな
い。無頼も含め、多様な人々が、防災や子育てなど、相互に命を支えあうことを基本とする都市自治が、求められているのではないか。防災や子育てを基礎とした多様な人々が暮らすコミュニティが、川を活かし、氾濫原を都市公共に活かす土木計画・都市経営のもとで、多様に展開することが今、求められている。私は、今、そうした市民参画、市民経営によるコミュティづくりを、氾濫原に開けた大阪市で実践したいと思っている。→本文はfacebookにImg

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