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2012年4月 3日 (火)

東金沢旧8号線の減線自転車道化はなぜできなかったか

東金沢停車場線の減車線自転車実験(2011/6/1記事)では、旧国道の1車線を自転車道化する私の主張は、実はH19/3~9月バスレーン内に自転車を走らせる「自転車走行指導帯」実証事件、H19年10月より本格実施の予定だった。Img01 (地球の友・金沢サイトから)
しかし、結果は、クルマの圧力に勝てなかった。なぜか。
 自転車道整備だけを目的としたからである。未来ある高校生に安全な通学環境をというビジョンが明確でなく、ビジョンを議論し共有するプラットフォームがない。ビジョン共有のための戦略、行程表がないからである。
 「県道東金沢停車場線 自転車通行環境を考える会」で対応策の検討を行うなど、地域住民、学校関係者、行政等が一体となって、交通安全の向上に向けた施策に取り組んできたし、自転車の友・金沢や金沢自転車ネットワーク協議会とも議論してきた。しかし、地域の代表は会議に出て「自転車走行空間と実証実験の対応策」は議論していたかもしれないが、多くの住民が自分たちの生活制限につながる旧国道右折禁止の合意まで踏み込み、充分話し込んだ訳ではなかった。私がヒアリングした限り、「何か実験してたようだね」「少しは自転車のマナーがよくなった」「でも登校時は難しいね」で終っているようだ。
 確かに、旧国道は路側に「自転車」と書いているので少しは走りやすくはなっていた。Img_1697 (自転車ハンドルからはこんな目線)
 しかし、地域の未来や子育て環境を話し込まず、自転車道対応策だけを話し合い、地域の暮らしについて徹底議論してないなら、警察はOKとは言えない。旧国道右折禁止/高校生を守る住民運動になっていないから、数年たったら、皆、忘れている。道路ばかりを目的にする実証事件では、何も変わらない。
 いっそ、30人の怒れる高校生が、毎日、勝手に金沢市内橋場から一車線を一列になって走ってみてはどうか。クルマは自転車を避け、減速せざるを得なくなる。自然と議論になる。それでも「高校生にマナーを守らせろ」となるほど、金沢の人はバカではない。自転車が車道を走るのはルール(法規)であり、交通弱者である自転車にクルマが配慮するのは義務だからである。山側バイパスもできた今、旧8号線国道は、通過車両を排除したクルマで走りにくい道を目指すべきである。クルマの通過交通・自由通行を許しては、自転車実証実験など、意味がない。 

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