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2012年3月12日 (月)

食を通じて幸福を運ぶ大正交通

帯広の南に、昔の広尾線の幸福駅駅舎が残って、観光スポットになっている。そこが大正町。地域は、農業長者が多い地域。クルマに乗れない高齢者を病院などに送ってくれるあいのりタクシーを大正交通が始めたのはH15 。
 人口3395人の大正町で、登録者785人、年間4000人以上を運んでいる。
 道見社長にお目にかかって驚いた。
 億単位の売り上げで農業をやっているから、高齢者を送迎する余裕がない。その高齢者を送迎してくれるから、高級な野菜をタクシー会社にいっぱい運んでくれる。食べきれないので、農産品を買わせてもらい、小分け箱要れして、1万5千円以上利用のタクシー利用者に景品としてプレゼント(原価2000円くらい)した。これが好評で、タクシーも営業成績が良い。
 フィーダーのあいのりタクシーは、広尾ー帯広の幹線バスに接続すべきだという声もあるが、広い町内をデマンドで走り、路線バスに接続させるには無理がある。あいのりタクシーのお客様は大正交通が掘り起こしたものであり、その要望があれば、帯広市内に行くのは、当然であろう。
 バスだタクシーだというのは、手段であり、目的は人々の医療や食品という暮らしである。
 社長が集めた地元の、チーズやケーキ、鮭を食べながら、厨房のなかで、お話しを伺った。大正交通は、地元の食資源を結び付け、人々の安心と移動を提供するという真っ当なタクシー業を誠実にしている。
 何とか、バスに乗せよう、タクシーのコストを抑えようと交通計画だけを考えるから、上手く行かない。
 大切なのは、暮らしと食であり、それを誇りに思い、実践しているから、あいのりタクシーや大正交通に、多くの人が乗っているのではないか。
 みなさん、十勝帯広空港に降りたら、ぜひとも大正交通を探して乗って、農産品のお土産を持って帰りましょう。

Img_1638十勝平野の産物を仕分けしラベルを貼るタクシー会社の厨房の「食品ラベル」
Img_1641 会員に手渡す、時刻表、会員カードケース(ソフトな肌触りで、健康保険証・診察券が入る

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