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2012年2月 2日 (木)

対話と脳細胞

CSCDで、2/1「学生の実践力を育てる試みからー未来学的授業の実践」三田貴(グローバルコラボレーションセンター)、「学生の主体的な「学び」をはぐくむ授業実践の試み」中村征樹・服部憲児(大学教育実践センター)の対話型授業報告と、「哲学プラクティスを応用した対話教育の試み」本間直樹(コミュニケーションデザイン・センター)報告を聞いた。対話の持つ可能性を、皆で考え、楽しかった。とくに、本間の対話教育では、
・対話型を手段とするのではなく、対話(ときに10時間に及ぶ)そのものをゴールとする
・外から知識、言葉、立場を持ってこずエビデンス(根拠経験)のみを語る
・問いと答えと記録を何度も繰り返す
という。
 まちづくりの場における、結論を求めるのではなく、長い長い議論を続け、専門用語ではなく生活感覚で語りつくす、問いと応答の作業に似ている。

ところで、脳にはミラーニューロンという、自己の運動、他者の運動の視覚・聴覚、さらには運動に関する言葉を認識して、自己の中でシュミレーションする細胞がある。他者をシュミレーションし、自己化するのみならず、他者を理解し応答する。ときに共感する。(岩佐光広「応答性は人間の「本性」か」『民博通信』135、2011、pp30-31)
 類推するに、長い問答で相互言語シュミレーションを続ける訓練こそが、イノベーション力を向上させるのではないか。また、他者に対する理解と共感は、数値や法などシステムでの説得のみならず、納得の場をつくりあげる社会力を学生につけ、一方で市民を変えていくことができるのかもしれない。
 私たちの脳を変えていく、訓練していく教育を、大学で、社会実践の場で展開するしか、社会を変えられる可能性はないのではないかと思える一日であった。

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