ヒートコンテナのフックトレーナー
昨年12月に続き、簡易移送型潜熱蓄熱装置の実証実験。トレーラーが、引っ張ってきた蓄熱装置を、車両からフックで引き上げて、設置場所に引き降ろすのを、15度にした試作を見学した。蓄熱装置に衝撃を与えないため15度を開発した。
試作者、極東開発は、タンクローリー、塵芥車(パッカー車)、コンクリートポンプ車を作っている。驚いたのは、パッカー車が、現場作業ニーズにあわせ、すべて、鋼板から手作りであったことだ。多くの車両シャーシ上搭載物製作技術者を抱えている。
ヒートコンテナは、工場等の余剰熱を他で使う、温暖化防止の切り札技術であることは誰でも知っている。しかし、それをわが国の法令、道路や敷地の状況にあわせ、市場を見据えた実証実験をするのは、難しい。
しかし、昨日、極東開発の技術力と、その技術による15度積み降ろしフックトレーナーを見て、異なる分野の会社が協力して実用化をめざす面白さがわかった。
また、三重中央開発が、周辺事業者を訪問説明し、自社の産廃熱をヒートコンテナで提供する場合の、ユーザーニーズ調査をしている。その報告によれば、コスト削減の具体的数値如何であるが、高い関心を呼び起こしており、実証実験に向けて展望が開けてきたようだ。
この3社連携で、日本の厳しい法令や市場ニーズに合致する小型ヒートコンテナを実証運用できれば、塵芥車と組み合わせた輸出品になるのではないかと、素人ながらドキドキしてきた。
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