トランスヒートコンテナ開発プロジェクト
簡易移送型潜熱蓄熱装置の実証研究に、なぜか加えていただき、過日、三機工業技術研究所を伺った。
不要な低温排熱を融点58℃、または118℃の蓄熱材でコンテナに詰め、ボイラーニーズのある温泉施設、福祉施設、会館、工場等に、トレーナーで低料金で配達しよう、将来的には環境税・CO2取引に結び付けようという技術ビジネス開発である。
ドイツでは2001年に化学工場の熱を、大型コンテナでビルオフィスに届けているが、日本では、道路交通法や消防法の規制が厳しく、実用化されていない。これを、10t(蓄熱0.4-0.5MWh)コンテナの小型化し、フックロール車で運ぼうという研究が、車両メーカー、産廃環境会社との連携で始まった。
蓄熱材の熱伝導を間接にするか直接にするか、その場合の配管内の結晶化のリスクの議論と、どのような角度でフックロールを動かせばタンクに衝撃がないのかという議論、どんな排熱利用のニーズがあるのか、ビジネスになるのかを検討する環境会社の技術者、異なる三者と一緒に、新しい環境技術の実用化を考えていると楽しい。
将来有望な輸出技術になるはずで、三者三様の技術者と話し合えることは、幸福なことだと感謝している。今後が、楽しみだ。
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