ハンブルク市アルトナ区では、鉄道操車場跡をどう開発するかで、住民説明会があった。市の担当者が、「この時点で、ビジョンが議論され、ここでパブリックコメントを求め・・・」と説明している脇で、スープや食事をとっている。
下の写真では、都市計画の責任者が挨拶し全体説明をする。そのとき、異論のある人に自由に意見を言わせる。ここでは、しつこく手を挙げて質問する人(中央に頭がみえる)は「開発のなかに、もっと低所得者向け住宅を作れ」と言っているらしい。が、しつこく自己の主張だけをする人は、他の共感を得られず、程なく終わってしまった。どうしても強い主張や反対で議論したくない人は、外でプラカードを作ってシュプレキコールや音楽をやっている。
議論の仕方を知っているドイツ人の凄さにたち合わせてもらった。日本のまちづくりでも、こんなカッコイイ議論をしたいなあと思った。
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