« 鉄道ファン | トップページ | 山崎・島本:境界都市 »

2011年12月17日 (土)

新市長の啓示

湯浅誠(反貧困ネットワーク)さんの興味深い論を朝日新聞で読んだ。私なりに解釈し、加筆展開させて述べる。

 若者の圧倒的支持を得て当選した大都市の新市長が次のような見解を述べた。
 若者の失業、憂いの伝統市場・路地商圏、競争力の落ちた自営業・中小企業。[高層マンションの町会未加入、町会の高齢化・人材不足、地域活動のマンネリ化、区役所の無気力]そのどれもが解決策を求めている。
 過度な競争で皆が疲れ弱っているとき、過度の競争をあおることは公正ではない。
 福祉は人間に対する安定した貯蓄であり、[教育子育て支援は]将来に対する最高収益の投資である。市民と共に希望に満ちた都市を作るため、人間中心の都市に戻し、[第三セクターなどに丸投げさ]れていた財源を、福祉・環境・教育など、市民の生活の質を高める[協働事業]に投資していく。
 市民は都市の主役である。したがって市政のすべてのプロセスに参加することにより常に現場で市民と共にし、市民の声に耳を傾けていく。それを市政に反映するよう努めていく。市長は市民であり、市民は市長である。

 冒頭を読んで、私は最初、橋下徹大阪新市長かと思いながら読んだが、途中から?。
 これは、市民運動からソウル市長に当選した朴元淳パクウォンスンさんの発言らしい([ ]部分加筆)。

日韓双方の大都市選挙が、同時期に新しいリーダーシップを熱狂的に選んだ。
 大切なことは、マスコミが書き立てるようなリーダーのスパー性ではなく、どのような大都市政策をするかである。それは、市民が考え、協働の地域福祉を社会起業的に経営することでしか、成し得ない。大阪市の旭区、天王寺区、西区では、すでに市民の動きが出ている。行財政改革部局も、この動きに注目している。
 橋下新市長が「協働のまちづくりは信任され、これは継承する」と発言したのは、勇気ある懸命な判断である。

 今週は、国土の地域崩壊を食い止めようと「汲々としている霞ヶ関」と、地域経営に乗り出した「攻めの大阪市」の両方を渡り歩いて、疲労困憊。
 昨夕はダイエーの発祥地、旭区で鯵棒寿司を冷酒でいただいた。食べ物が安く、落ち着いた街並み、子どもたちの声、賢い女性たち、いい街だ。何かが起きるに違いない。

|
|

« 鉄道ファン | トップページ | 山崎・島本:境界都市 »

まちなか再生とツーリズム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 鉄道ファン | トップページ | 山崎・島本:境界都市 »