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2011年10月12日 (水)

世間と路地(9th路地サミット向島)

10月21日22日墨田区中小企業センター
「世間と路地」
1 世間とは何か
■世間(仏教的意味)=移り変り、煩悩などのけがれに汚染された破壊を免れない迷いの世界 仏教の世間対処=無心無私の処世〈阿部謹也『世間とは何か』pp51-52〉
 ※サンスクリット語のloka(路迦:壊され否定されていくもの)、穢土
           ↑  世間は人間関係、自然をも含む 
ex. 大晦日夜はさだめなき世の定めかな〈「世間胸算用」〉
                 ↓ 
■世間(世の中、道理のある世界、常識という意味)
 ex.向島で世間学を学ぶ
特色:世間の掟・長幼の序、
         ・贈与互酬(借りたものは返す、もらったら返す)
         ・排他的/名誉・連帯(ハレ・ケガレ)
              ex.世間を騒がせた〈阿部pp16-20〉
▼世間を越える近世の町人
 西鶴の「世は無常」の諦観で世間を越える←ボーダーラー:町人台頭〈阿部謹也pp134-137〉
 好色と金の浮世pp146-148 色・金=仏→個人が透けて見える〈阿部謹也p153〉
▼世間を否定する近代個人
世間拒否個人主義荷風と玉の井
2 現代における課題
 自立しないまま、世間から切り離された人々
(指標を失ったまま)↓
 小さな世間化する子どもの世界、モンスターの世界
 ネット空間依存でやりすごそうとする
  課題  コミュニケーション能力欠如、イノベーション不能⇒CSCD
               ∴高度専門家教養科目としての向島学
3 向島が提供する世間
 提供環境:9尺路地、口コミネットワーク(徒歩、自転車)
 コーディネータ:向島の世間に押しつぶされそうになりながら、世間と世間外、個人とを何とか取り結んでいる住民。地元ではマイナー。外部からは高く評価され、当人はとまどう。妬まれる。
 キャスト:①旧来の世間、
      ②世間を越えようとするボーダラー、
      ③世間を誘惑する個人主義(アート)
 提供効果:外部者にもう一つの世間との遭遇を演出、解説、教育する
      狭い世間の人々に、その社会的意義を再確認させ、
        コミュニティ再生に利用しようとする

 最近の傾向・外部者の急増、にわか化(予習不足人の到来)
      ・外部から内部に住み着き帰化する人物の定着化
      ・内部者の高齢化とものわかりの良さ
 具体的プログラムの例・・・・・・コミュニティツーリズム
                  ex.長崎さるく、大阪あそ歩
              

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