87-88旧遍路道の細川家住宅
87番長尾寺から88番まで歩きました。昨年H22年は修験道場で二つの厳しい尾根のある女体山を歩き、今年春の学生25人を連れた授業遍路でも、学生をけしかけて登りきった。
胃潰瘍投薬治療後、無理のできない体力でしたので、学生2名は女体山、私は旧遍路道を通りました。
なかなか、風格のある道で、山の多和小学校の授業を見つつ、休憩した。タワは、中四国に多い地名で、山道のたわむ所、峠のこと。いくつかのたわみをくぐり、最後に、ふっと登って大窪寺の山門が見えるというのは美しい巡礼道である。
途中、商業的にやっている炭焼き釜や、重要文化財細川家住宅、畜魂の石碑がある。昭和41年に民俗調査で「発見」されたという。http://www.city.sanuki.kagawa.jp/education/culture/art/hosokawa.html
「発見」というのは、どういうことか?
私が12歳の頃、日本が高度経済成長の途上、このような暮らしが、学術によって「発見」されたのか。しかし、そこにあるのは、山村の人々のあたりまえの明るい暮らし。今、ひっそりとしたこの村を歩いていると、「発見」などされる必要はなかったのではないか、日本人は幸せになったのか、考え込むことがある。そのなかでの、民家調査の「発見」の、独りよがりで空虚なこと。
こんな民俗学には、私は興味はない。この人々の笑顔がどこに行ったか?そこが知りたい。
こんな民俗学には、私は興味はない。この人々の笑顔がどこに行ったか?そこが知りたい。
村に町に、笑顔を取り戻す取組をしたい。本日、大阪市天王寺区聖和地区で、地域活動協議会ワークショップ。
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