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2011年8月18日 (木)

クルマとコミュニケーション

帰省したツレアイから聞いた。
 最近は、村の墓参りもクルマで行くので、盆の墓参に向かう村道で出会って「ご苦労様」「帰ってたの?」という声かけにあわない。墓地内で会っても会釈程度で声かけがないのが、寂しいという。
 確かに、クルマは他の人と出会わず(30km/h以上だと顔を確認しづらい)目標地点に行ける。目的地点に1番近い所に駐車し、目標の墓に直線的に向かう。出会う人と関わるのを避け、擦れ違う歩行者は障害物、クラクションの対象以外の何者でもない。逆に歩行者から見れはクルマは危険物。コミュニケーションが生まれづらい。
 このようにして、徒歩で墓参りに行く村道の途上で、出会い、声かけあうほのかな幸せは、クルマの便利さで忘れ去られる。こうして、過疎の村でも、人間関係は疎遠になりつつある。
 では、現代で人々が連帯を意識し、見知らぬ人が語り合うのはどんなときか。
・甲子園球場の応援観戦で隣り合った人どおし
・災害があった地域へ思いをかけ、相互にふれあったとき
・電車やバスなど狭い空間を共有し、そこに幼い子どもがいるとき
等が思いつく。しかし、新幹線で隣り合っても、目標地点直進が命題であるから、こうした交流は生まれづらい。

クルマは便利だが、このように便利すぎで失うものがあることも注意する必要があろう。

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