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2011年8月31日 (水)

島田誠『絵に生きる 絵を生きる』風来舎、2011年

高野卯港:鞆の浦風景の記事(2010年3月12日)に書いたように、私は高野卯港の絶筆となった作品と、晩年の「星の入り江(高砂港)を持っている。
 絵なんぞ、全くわからない私が、哀しいまでの美しい港の絵、暗闇のなかの明り、一点の明るき空に魅せられた。哀しみを描くために生まれ、59歳で亡くなった作家の、渾身の2点を、私のような者が持って良いのか、迷いつつ、自宅と義父の家に飾っている。申し訳ないので、展覧会があれば何時でも出しますよと言いつつ・・・。

仲介していただいたギャラリー島田の島田誠さんが、5人の作家との関わりを記した、異色の作家紹介である。
 命を削るように描く画家、それに批評を加え、画家を育て、励ます画廊主の「つかず離れず」の厳しくも温かい関係が、赤裸々に描かれている。美しいものを求める血みどろの戦いが、この本に記されている。
 芸術って、素人には、ちょっとしんどい。だから、芸術的人生に憧れつつ、近づけないので、免罪符のように、私は絵を買ったのか?
 それに比べて、ギャラリー経営者とは、ものすごい商売、逆に言えばエゴイスティックな役割だと思った。

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