« 小さいけれど大きな効果:住民・自治体・バス会社・国の協働事例 | トップページ | 続:大阪独立計画(プリンセス・トヨトミ) »

2011年7月 5日 (火)

大阪独立計画「プリンセス・トヨトミ」

映画を見た。豊臣家滅亡以後、大阪には地下組織があり、いざ「ひょうたん」というときには、市民が集まってくる。大阪市市民は、父から子に、この秘密を語り伝えているという。
 会計検査院が、OJOの補助金不正経理のからくりを見破ったが、これは明治政府と大阪国との条約事項であり、不正ではないと大阪国総理大臣は主張。ついに、大阪市民が大阪城に「いざひょうたん」と集まった。

ここで私が注目したのは、大阪国総理大臣のお好み焼き屋のおっちゃん(中井貴一)が、公的には、標準語を話していたこと。大阪府の橋下知事の記者会見に習ったようである。

関西は、日本で唯一、地元言葉で学校教育を行っている。標準語にはしない(できない)。
日本語は、大きく分けて、琉球方言と本土方言があるが、大きく異なる言葉の沖縄に、標準語矯正教育を行い、森神信仰の御嶽(うたき)に鳥居を建てるのが、同化政策であり、沖縄の人々の心を長く傷つけた。

そういう意味で、大阪国の総理大臣が、公的には標準語を話していたのには違和感があった。
 この点、大阪市の平松市長の記者会見は、一貫して大阪言葉である。アナウンサー出身にも関わらず、まちのことを語るときには、大阪言葉を使っている。
 言葉ひとつみても、その人物の立ち位置がかいまみえるのである。

と書くと、また、橋下支持派から、いろいろ書かれるだろうが、事実は事実として記述しておく。

|

« 小さいけれど大きな効果:住民・自治体・バス会社・国の協働事例 | トップページ | 続:大阪独立計画(プリンセス・トヨトミ) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事