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2011年6月23日 (木)

人の都大阪市

大阪市は、このまちが"人の魅力に支えられた都市"であるということを表現したロゴ「人の都 大阪市」を発表し、大阪市というまちに対する誇りや愛着心を高め、「大都市、そしていちばん住みたいまちへ」を市政のめざす方向とし、市民協働の推進に市民、企業の方々とともに取り組んいる。その結果、市民協働のうねりが高まり、それを大阪市の新しい自治の姿へつなぎ改革していきたいと考えている。
 今後の都市の持続的発展には、人こそが活力の源であり、人と人とが触れ合い、知恵を出し合うことが重要と言えますとしている。そのロゴは、
Img_0006 である。

とはいえ、戦前・戦中の町内会は、
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のような状況であった。戦後は、洪水対応・義捐など赤十字奉仕団として活躍してきたが、閉鎖的な傾向がある場合もあり、これを嫌う住民は個別消費に走る傾向にあった。従来は、まちなかの中小商店・町工場が店主が担ってきた自治活動は、徐々に高齢化していき、ロゴのような極彩色ではなく、やや色あせた側面もある。一方で、多くの無色透明、振興町会に参加しない市民が増えた。市政にも無関心な人が増えた。大阪市の行政の無駄、横着、無責任負債の課題は、実は、市民の関心が薄れたことが遠因ではなかったか。これを改革にするには、市民を育てるしかない。
 が、実際のまちは、
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と言った状況。
 無関心、無色透明の海に、大きな高層ビルができ、そのなかに透明の人々が住んでいる。まちには空地や駐車場が増え、つながりが強い、にぎわいがあるとは、言えない。

こうしたなか、7mの津波が来たらどうするのか、上町断層直下型地震が来たらどうするのか、にわかに議論が盛り上がっている。
 今、中学校校区ごとに、議論がなされている。私も多くの会場に足を運んで市民議論をうかがったが、何事にもお笑い・楽しく語る傾向の大阪市民が、今回は違う。こんな真剣な顔の大阪市民は見たことがない。
 丁寧に、高層マンションの住民にお話しをして、津波時の緊急避難指定の御願いをすることも重要だろう。高層マンションにも、高齢者の抱えている住民もいる、障害者をかかえている住民もいる。子どももいる。不特定多数の人が自宅の廊下に押しかけられては困るというお立場も理解しつつ、丁寧に可能な範囲で理解を得る必要がある。
 市民は大きく変わったが、区役所職員はどうか。その力量が問われている。

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