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2011年5月 9日 (月)

【授業報告:2011まち歩き】天神橋筋商店街~適塾

OPで午前、大阪市くらしの今昔館見学。町家・長屋展示は天神祭v.で、家前のちょうちん傘を掲げ、店前の幕や、皿・箱などによる造物が美しい。くらしの今昔館夏祭展示近代展示では、次回行く空堀の暮らし展示がわかりやすかった。ボランティア解説もあり良かったが、こちらの時間、各人の興味に関係なく(他を見たいのに長話が続くので行けない)、一方的に知っていることを全部しゃべろうとする、クイズなど個別対話小芸に走り、全体が見えない典型的な観光ボランティア。
 各地の観光ボランティアが、退職者の歴史趣味にとどまり 、多くのビジターが、この親切を避ける。そうではなくて、訪問者の関心にあわせ、相互交流をすすめるようなツーリズムメディエートが求められる。そのためには、自己の暮らしを示しつつ、ビジターの思いをくむ、高度な現場コミュニケーション能力が求められる。(その成功例が長崎さるく)今回は反面教師となって、授業としては成功。

午後は、37名で長柄橋で人柱・前近代橋梁工法、蕪村と毛馬の話、葭原墓地(北斎場)が天神橋筋六丁目(天六)が新京阪(阪急京都線)のターミナルとなったことを説き、双子池と天満運河、日本一長い天神橋筋商店街を南下、天満天神繁盛亭、天満宮、ガラス発祥碑を経て、鴻池邸(大阪美術協会)、木造文化財の愛珠幼稚園を経て適塾。大部屋で正座し以下の話をした。
 大阪が育てた経済人松下幸之助は晩年、夢をもって道を定めねばならないと言った。大阪大学は、民間で有能な人材を育てた緒方洪庵を学祖とし、民間寄付で始まった大阪外事専門学校が基礎となっている。この大部屋で、福沢諭吉大鳥圭介、大村益次郎、佐野常民、手塚良仙、長与専斎、橋本左内ら皆さんの先輩が辞書を奪い合って勉強した。大阪大学は、全国の秀才が集まり、大阪市民によって育てられ、時代を切り開く伝統を持つ。今日の日本のおかれた状況は厳しく、就職活動も困難を極めている。しかし、幕末の日本に比すれば何ら問題はない。皆さんは、自らの置かれた道=この素晴らしい先輩の後輩であることに誇りを持って、勉強してほしい。
 その後、学祖緒方洪庵先生の像とともに記念写真を撮った。(右奥、ピンクは茶谷招聘教授[長崎さるく発案、推進者])Img_06071

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