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2011年2月 9日 (水)

だからこそコミュニティ再構築の時代なのだ

資本主義はその展開の極において、
・非貨幣的な価値の高まり
・コミュニティあるいは場所というものの再発見
といった新たな局面に向う(『クリエイティブ資本論』)と広井は指摘する(広井『コミュニティを問いなおす』中公新書,2009:278)。
 これまでは、産業を基点に地域を遅れた地域、進んだ地域というふうに、時間軸で見ていたが、これからは、各地の多様性風土性に福祉を戻していくことが重要(広井2009:82-83)で、ケアするものされるものの一対一対応でない(広井2009:84)、支えあいモデル(おたがいさま)のある幸福なコミュニティ空間と、コミュニティのない寂寞とした病める空間とに差別化される。
 かつての産業社会では、労働生産性をあげることが重要で、退職後の余生は、暇つぶしでもしておればよかった。しかし、今では人は余り(常時失業状態)、エネルギー資源消費が地球課題になっている現代では、コミュニティで地域資源(人、モノ、カネ、文化)を活かす活動に人を積極的に使い、時間の再配分をすることが重要となっている(広井2009:152-153)。60歳から85歳は使役から解放された、地域への働きかけを試みる「働きざかり」なのである。ゴルフしかできないやハレーのバイクでも乗ってみようとか、「しか」「でも」をやっている余裕はない。
 実際、現代の日本は、コミュニティに根拠を置く、高齢者・子どもの人口が、安定成長~2000年が30%強であったのに、現今うなぎのぼりとなり、2050年には50%弱となる。4
 まさに、生産効率化ではなく、コミュニティへの時間再配分が、最重要課題なのだ。
全国の高齢者と呼ばれる働き盛りの諸君、勇気を持って、コミュニティに立て!
 若年に負担をかけるだけの存在、肩身の狭い思いで生きていて良いのか!

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