安寧の町は誰が作るのか!いつどうやって作るのか?
11月10日「安寧のまち」で、オールドニュータウンの再生に関して、自治体職員の自主研修として、あんな手こんな手をアフター7に集まり、皆で考えている。
しかし、「ホンマにアンタが住みたい町か?」と考えて計画を作れ!との剛速球指令が、事務局の親分から投げられ、昨日、皆が集まり深夜まで議論した。
そもそも、住民がお互い知り合いでないことがあれば、議論が始まらない。知り合う機会が必要である。その上で、空地農園、街路樹自主管理、シェアバッテリーカー、自主買物バス、などを検討する場を、行政が提供し、実行に当たっての土地利用の信用担保をする必要がある。
その事業推進者は、まずは自治会や地元の活動団体であろう。単なる買物バス運営会や、農園運営組織ではない。他の移動困難を抱える隣の町の移動支援にまで手を伸ばすまでの、地域再生の計画相談運営評価組織にならねばなたない。
こうなると、行政のみならず、住民にもプレゼンをせねばならない。
「いえいえ、我々は好きで空地農園をやっているので、そこまでは難しい」と住民がいうなら、今後10年の高齢化のなかで、現状のままなら、地域がどう立ち往生するか2020年代の予想図を示せば良い。
今の人々が楽しく農業した後、空地はさらに広がり、在宅福祉の支援は行き届かず、80歳ドライバーが危険を覚悟で移動し、知り合いがおらず孤独死する人が激増する町になる。
論理的に想定される予想図も丁寧にお示しする必要がある。
発表会は、12月13日(土)。ご関心のある方は、再生塾:持続可能な交通とまちをめざして
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