まち歩きツーリズムは民主主義再生、平和主義の決定打だ!
長崎さるくを成功させ、まち歩きツーリズムのブームを作り、わずか2年で大阪あそ歩に100以上のプログラム、さらに京都、堺、神戸、奈良へ関西あそ歩を拡げ、さらには海外での展開を考えている茶谷幸治さんを大阪大学にお迎えし、CSCD教員とアートまち歩きや、多言語でのインバウンドまち歩きの可能性を議論した。
単なる歴史知識を開陳する観光ボランティアではなく、自らの街を誇り高く語り歩くコミュニケーション型のさるく:あそ歩の意味を語り合った。
従来のマスツーリズムは、旅行会社が価値を決定し廉売する商品であった。観光ボランティアやさるくガイドは、ビジター市民に居住市民が価値を伝えるコミュニティ・ツーリズムである。さらに、さるくは、まち暮らしのリアリティをわかちあい、まちへの愛着を育てる民主主義醸成機能がある。さるく課長であった田上が長崎市長になったのは、この実例である。さらには、インバウンドのさるくは、異なる暮らしを尊重しあう、理解しあう、平和構築の民際工作である。
そもそも、まち歩きごとき、ハコモノも予算も必要ない。そのわりには、人々を郷土愛に導きまちづくりを促進させる。いや、世界平和構築の切り札である。
まち歩きこそ、ローリスク・ハイドリームの地域づくりなのである。というところで、二人で大笑いした。来年、5月に大きな動きを計画している。ご注目を!
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