今年の反省
元旦、に次のように書いた。
「昨年は論文も少なく、何をしてきたのか年末、考えてみた。
都市の暮らし方を研究してきた私が、1995年、震災で突如、多様な仲間と出あい、現実の都市社会と対峙することになり、皆で支えあう社会構築に関わり、2004年から、人の移動をも含めたまちづくりに関わった。ここ2年はその講演で全国を回った。昨年は、私の小さな経験から考えたことを、国の政策に活かしていただく機会を多数得ることができた。
政権も変わり、みんなでつくる公共、新しい公共が求められており、当面、小さな私が為すべきことのような気がする。」
⇒低炭素社会づくりの民生プログラムを学生ちチームを組んで考えることができた。また、広島交通連携や関西バス情報見える化など、仲間と一緒に仕事ができた。
友人(と思っている)の藤井聡さんとは関西バス情報見える化で一緒した。彼は「土木計画の目的は社会正義の実現である」と述る。藤井さんはクルマに頼りすぎない社会を作るための、個々の人々の意識に問いかけるフィードバックのあるコミュニケーションプログラムを作った第一人者。これも尊敬するが、私は「インフラ構築の目的は、幸福の持続」であると確信している。協働はそのプロセス自体が幸福であり、一瞬一瞬の幸福を連続していくことを、持続という。それを担保していくのは、個別のモード・インフラの確保だけではない。多様な人々が出会う場・時間、そして相互の信頼を支える語り合い・フィードバック重要と考える。
ということで、今年は夏遍路40日のように、模索の年だったなァー。今、某書店からまとめよと言われているので、来年は、土木計画の菩薩道を書いてみようと思う。
ブログを定期的読者が100人弱いてくれる。ローカルネットワーク(4月18日)など思い切ったことを書くと、アクセス数が一挙に増える。お蔭様で、くじけず、少しづつ考え続けることができた。ありがととうございます。
来年、少しはまとめたいと思っているので、みなさま、今後ともよろしく見守ってください。
本年はここまで。来年は2日から。
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