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2010年7月13日 (火)

現場の見方とフィードバック

様々な協働型交通まちづくりの現場の事例を示した授業「交通まちコミ特論」では、科学技術コミュニケーションの八木先生と、Y先生@某土木コンサルをお迎えして、総括授業をした。

学生の関心は、①現場の動態、現場への切り込みと、②事後フィードバックであった。

①、現場での観察には、人々の生活に対する「とうとい」という気持ち、「なつかしい≒いとおしい」という気持ちが必要なことを、宮本常一を使って説明した。生活人に対する尊敬と同情なくして、地域計画はありえない。

②、そうして形成された合意を、どのように地域にフィードバックするのかこそ、合意形成以上に重要である。学生たちはフィードバックに関心を持った。単なるPDCAサイクルのC程度ではなく、ミニコミ紙(通信)や口コミ、人々のオーラルとそれを定着させる文字の相乗的意味、協働による合意形成のダイナミズムを学生は理解したようである。

ちょっと抽象的ですが、要は、尊敬と同情を持って真剣に現場に行き、合意したことを会議に出た人以外にもきちんと返す。そのためには、ミニコミと口コミの相乗が重要ということ。ここまで理解できて、学生は良い顔をしていた。学生らは、社会の一端、人間集団の可能性の一端を掴み取ったような顔・充実感のある顔をしていた。

楽しい授業であった。これより、広島、翌日、山口。大雨は大丈夫だろうか?

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