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2010年6月 6日 (日)

庄内…道路不充分駅前商店街は素晴らしい!

大阪市の北隣に、豊中市庄内がある。淀川支流の神崎川と兵庫県東端の猪名川が合流する低地で、伊丹空港南進入路の真下である。
古代は、河口であり自然堤防の上に、神崎(現尼崎市)、加島(現大阪市西淀川区)、江口(現大阪市東淀川区)、の遊女君の聚があり椋橋連の荘園ともいわれ、行基が来たとき鯉が橋になって渡したといわれるほど、土木工事の必要な洪水地帯だった。近世、新田開発され、明治に合祀されて庄内神社となっている。
空港に近いせいか軍需関連工場の転用による戦後復興で復員者が集まり、大阪市と連なる住工混交地帯となる。これをあてこみ、1948年、豊南市場が開場、大阪中央卸売市場から新鮮な食品を持ち込み人気を博す。1951年、請願で阪急庄内駅が開業。1955年、庄内町は豊中市に編入した。1956年、輸送力が戦後復興においつけず、積み残しが出ていた阪急宝塚線住民が怒り、1000人が線路に座り込んで半日間電車が動けなかった庄内事件が起きている。その後も、2つのスパーと複数の商店街、安い呑み屋街となり、労働者を支えてきた。今も衰えを見せず、朝から人が押し寄せる市場は、戦後の風景のようであった。
とはいえ、高齢化の波は客層に現れ、座る場所がない商店街は辛い。また、駅に通じる道路が貧弱で、バスが駅に近づけない。駅前ロータリーもない。しかも平面駅で踏み切りである。駅にはエレベータもなかったが、ようやく工事に入っている。
したがって、駅へのアクセスは徒歩か自転車、もしくは駅から離れたところまでの迷惑承知の自動車送迎である。駅前駐輪場は不充分で、駅前横断歩道を含めた歩道・車道に無数の自転車が放置されている。駅東の進入道路は中央を仮自転車置場にしているが、需要においつけない。周辺には、老朽化したアパート・文化住宅を建替えたマンションがあり、自転車はさらに増えている。駅周辺のアパート群は高齢化しているが、便利なため若年世代も入っている。ただし、防火設計が不足したものが多く、商店街とあわせて大火災の危険がある。
 課題は、自転車問題と高齢化対策である。
■自転車問題…難しい。西は商店街駅遠入り口にある民間市場(ほとんど空、2階に居住、猫問題などを抱えている)を機械式民間管理による長時間自転車駐輪とし、南線路沿い道路を仮自転車置場として機械式民間管理にすべきである。すでに、大型スーパーではエコステーション21で見事に自転車整理をおこなっている。東は難しいが、駅から少し離れたところに大型駐輪場をつくり、長時間定額駐輪を認め、駅前は徹底して取り締まるべきであろう。一気には難しいので、土日から予告してすすめていき、実験的に平日1週間をやってみるべきであろう。一般論として、これまで課題解決できなかった市役所退職者が多いシルバー人材センターに、今後も課題解決を期待してはいけない。Img_02191 Img_02201
■高齢問題…少し場末には、貸し本屋+100円喫茶が現実にある。そもそも物価が安く、珈琲250円が目に付く地域であるから、こうした民間の動きを支援する制度があれば、商店街のそこここで高齢者が安くでくつろげる場所をちりばめることは可能である。要は、福祉政策、商店街振興という個別施策で対応するのではなく、総合的に対処することが重要ではなかろうか。

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