ピタポンとメトポン
大阪市営地下鉄のICカードのキャラクターが、ピタポンと呼ばれることは全国的には知られていないが、かわいい狸だ。
http://www.osaka-pitapa.com/service/pitapon/
ピタッとカードをあてれば、ポンと飛び出すから、ピタポンと自宅で子供たちに勝手に言いふらしていたら、ある日突然、ポスターの下に小さく「ピタポン」と出た。反応が良く、いつの間にかピタポンと呼ばれるようになった。
実は、東京メトロも、メトポン。狸である。
http://sugi.sakura.ne.jp/column/070317b.html
著作権があり表示できないが、リンクをぜひ見てほしい。
私、自宅ではタヌキ、またはポンポコと呼ばれているが、狸には犬や猫のようにあまり芳しい話がない。これはかわいいと思うと、アライグマだったり・・・。それで、ピタポン命名の由来を説きだしたのである。
なぜに、地下鉄は狸か?
実は、前近代、鉱山では、鉱夫一人が入り込んで掘る方法を、狸掘りと言っていたのである。おそらく、地下鉄工事でも、狸にまつわる土木用語があったのではないかと推測している。
とわいえ、「播磨国風土記」には和気部犬が出てくるので、鉱夫は犬と表現されるのかもしれない。また、鉱石を粉砕して筵の上に流し、金などを採る方法をネコナガシというから、猫も関係する。ネコは筵のこと。
人は犬と表示され、作業は狸と呼ばれ、選鉱ではネコが使われたということであろう。
元民俗学者。何でも知っているが、深く追求されると、説明がつかない。
本日も、工学専攻で、オリエンテーションでCSCD科目の説明。意欲のある学生との出会いが楽しみだ。
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