宝塚駅バリアフリー(新しい公共)
阪急宝塚駅は立派なコロニアルスパニッシュの高架駅。国道は地下に入れて駅前広場を作ったが、向かいのJR駅は貧相であった。古い跨線橋があって、障害者や高齢者は利用しずらかった。踏み切りも大きな課題であった。十数年前、地元住民と商業者、それに障害者団体が、橋上駅のバリアフリーをめざして立ち上がり、昨日、新駅がオープン、駅南北を結ぶ自由通路もできた。
長年にわたる行政と住民との連携が実を結んだ。立派なコロニアルスパニッシュ。JRの駅としては極めておしゃれ。交通事業者も巻き込んだ動きが結実した。月曜日はその祝賀会があった。住民が、この活動をサポートしてきて退職する行政マンを拍手して送り、駅長が手作り入場券(開業当日限り)を全員に配った。
メンバーのなかに懐かしい顔がある。昔、駅の騒音問題で工事反対を主張たマンション住民が、推進協議会主催の私の講演会に集まり、突き上げを食らわした。私は、利害相反は解決の第一歩であり、延々と負ける覚悟で反対運動をするのか、橋上駅化運動に積極的に関わり、その中で少しでも無駄な放送をやめさせ、音を小さくさせる議論に参加するのか、どっちなんだと切り替えした。そのときのリーダーが、立派に他の住民と一緒に運動を続け、そこに並んでいる。騒音問題も、議論が進んでいるとのこと。
会長の挨拶が素晴らしい。「十数年やってきてこの日を迎えたのは嬉しい。しかし、これは第一歩だ。まだ、踏み切り問題も、駅広トイレも、観光案内所の課題もある。がんばっていきたい」
長年にわたる行政と住民との連携が実を結んだ。立派なコロニアルスパニッシュ。JRの駅としては極めておしゃれ。交通事業者も巻き込んだ動きが結実した。月曜日はその祝賀会があった。住民が、この活動をサポートしてきて退職する行政マンを拍手して送り、駅長が手作り入場券(開業当日限り)を全員に配った。
メンバーのなかに懐かしい顔がある。昔、駅の騒音問題で工事反対を主張たマンション住民が、推進協議会主催の私の講演会に集まり、突き上げを食らわした。私は、利害相反は解決の第一歩であり、延々と負ける覚悟で反対運動をするのか、橋上駅化運動に積極的に関わり、その中で少しでも無駄な放送をやめさせ、音を小さくさせる議論に参加するのか、どっちなんだと切り替えした。そのときのリーダーが、立派に他の住民と一緒に運動を続け、そこに並んでいる。騒音問題も、議論が進んでいるとのこと。
会長の挨拶が素晴らしい。「十数年やってきてこの日を迎えたのは嬉しい。しかし、これは第一歩だ。まだ、踏み切り問題も、駅広トイレも、観光案内所の課題もある。がんばっていきたい」
彼らが得たものは大きいとはいえない。しかし、長年にわたって皆で努力し、身銭を切って、何度も足を運んで、皆ですすめてきた成果に、新しい公共の芽をみた。
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